![]() 世の中には頻繁に体調を崩している人と、風邪がインフルエンザがどんなに流行しても全く影響を受けずに健康体でいられる人といますよね。どうしてだろうと不思議に思ったことはありませんか?全てはオージャス、すなわち活力が関係しています。 オージャスはエネルギーであり、かつ体内に存在する物質(古典書には心臓と生殖器官で作られる黄色い液体であると記されている)でもあると言われています。冷たく、柔らかくしっかりした質を持ち、オージャスは免疫力だけでなく精神的統合、至福、生殖機能、全体的な活力を担っています。目や髪の輝きを作り出し、つやを与えてくれます。言葉を変えると、オージャスの量=私たちが使うことができるエネルギーの量です。 オージャスを作る
オージャスがたっぷりあると、免疫力が高い状態のため、ウイルスやバクテリアから自分を守ることができます。オージャスが少なくなると、活力や人生への熱意が下がります。ただし、オージャスの量は自分でコントロールができます。 オージャスは銀行の貯金口座のように考えることができます。引き落としたり、預け入れることができるからです。引き落とすよりも多い量を貯蓄しておけば良いということです。 オージャスが引き落とされるのは、体を本来の機能以上に働かせたときです。例えば、睡眠不足、刺激的すぎるアクティビティに参加したとき、食べなさすぎ、食べ過ぎ(一種類の味への偏りも含む)、食べ物をきちんと噛まない、セックスのしすぎ(オージャスは主に生殖器に貯められているので、使ってばかりで新しく作らないと、バランスはマイナスになってしまいます)などが例として挙げられます。引き落としばかりが続くと、エネルギーレベルの低下、病気、不妊、青白さ、慢性的な不快感などといった症状が出てくるでしょう。 オージャスを維持し作る小さなことを、日常的に積み重ね、活力を貯蓄することが大切です。免疫力が高まり、肌にツヤがでて、マインドも肉体も強くなるでしょう。 ここではオージャスを作る4つのシンプルなヒントを紹介します。 1 オージャスを作る食べ物を食べる 調理したての食べ物、全乳(ホールミルク)、ギーにつけたデーツ、これらがオージャスを作る食べ物トップ3です。ストレスを感じるときやエネルギーを消耗しているなと思うときはいつでも、ギーに浸したデーツを作ると良いでしょう。フレッシュデーツをスライスし、種を取り除き、ジャーに入れ、ギーを注ぎます。2週間以上浸します。このオージャスを高めるおやつは、暗い食器棚でほぼ永久的に保管できます。(デーツをジャーから取り出すときは、必ず清潔で乾いた調理器具を使うようにしましょう。) 2 消化する 強いアグニ、すなわち消化の火は、オージャスを作るにあたって必要不可欠です。アグニが強いと食べ物からプラーナと栄養素を最大限に吸収することができ、それらを体の細胞(オージャスを作る細胞も含め)隅々まで届けることができます。アグニを維持するための習慣、たとえば一口一口液体になるまで噛む、食間は3時間以上あける(理想は5-6時間)、食べ物や飲み物は温かいうちか、常温で摂取する、未消化物を作ってしまう悪い食べ合わせは避ける、を身につけるようにしましょう。 3 ハイヤーセルフとつながる オージャスは、微細身と肉体の両方に影響を与えます。日々の瞑想とアビヤンガ、自然と頻繁につながることを意識的に行うと、体のリズムがよりピースフルなペースにリセットされます。スピリットが喜ぶことを日常生活の中に取り込める余裕を作り、たとえば食後に軽く散歩しリコネクトするだけでも、オージャスの増加が望め、霊的成長や肉体的健康状態の向上を後押ししてくれるでしょう。 4 休息をとる 活力と免疫を作る日々のレメディの重要性は、どれだけ強調しても言い過ぎではありません。適度の睡眠は体を完全に再生させ、起きているときには絶対に得られない癒しを与えてくれます。体質にもよりますが、毎晩7-9時間の睡眠が取れると良いでしょう。睡眠に何かしらの問題を抱えている場合は、アーユルヴェーダ的安眠のヒントをチェックしてください。 毎日オージャスの「貯金口座」の預金高を増やす時間を取るようにしましょう。すると、あなたのスタート地点がどこであれ、大きな変化を実感できるようになるでしょう。
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12 月 2019
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