この度、ゲストブロガーとしてakiさんをお迎えし、3回の連載(およそ月1回ペース)で彼女のアーユルヴェーダとヨガの経験や実践をシェアしていただきます。ぜひ、お読みください。 ![]() はじめまして、akiです。 私は今、Hale Puleのアーユルヴェーダ・ヘルスカウンセリングプログラムを受講し、アーユルヴェーダを日常の中に少しずつ取り入れています。ヨガとアーユルヴェーダの学びの過程を、このブログを通してお伝えし、みなさまに興味を持っていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。 ヨガとの出会い 私がヨガを始めたのは2014年の夏、きっかけは「ホットヨガに行ったらお肌つるつるになった!」という同僚からの口コミです。 当時、趣味の登山とボルダリングを楽しんでいた反面、慢性的な筋肉疲労を感じており、便秘にも悩んでいたので、少しでも緩和したいという気持ちがありました。ホットヨガは賛否両論あるようですが、私は純粋に楽しくて毎日のように通いました。姉から「痩せたし、脚のラインもスッキリしたね!」という嬉しい言葉をもらってからは、ますます好きになりました! ヨガを始めて2年くらい経った頃、私は自己練習の質を向上させようと、ヨガのスクールに通い、RYT200を取得しました。私にとってヨガをする時間は「自分を大切にできている」と思える大切な時間です。 アーユルヴェーダとの出会いそのRYT200のカリキュラムの中に、アーユルヴェーダの講座が組み込まれていたのが、アーユルヴェーダを知ったきっかけです。 その頃、私は自分にとってショックな出来事があったので、いつも元気がなく、若干自暴自棄になっていました。 アーユルヴェーダが、状況を良い方向に変えるヒントをくれたらラッキーだなと思いつつ、正直、期待はしていませんでした。むしろ、疑ってかかっていました(すみません)。 「ヴァータ・ピッタ・カパ(3つの体質)って単なる象徴じゃないの? 血液型でA型は神経質、B型は自分勝手って分類するような、よくあるアレでしょ?」 「一日の理想的な過ごし方といっても、健康法として目新しくないんじゃないかな」 「機会があったらやってもいいけど、やらないだろうな」 「ごま油かぁ・・・」 といった具合です。 科学が発達した時代に、なぜ象徴的なものを真面目にとらえるのか? 古いやり方というか、一般的ではないと思いました。 でもマイラとHale Puleのことは気になっていて、いつか直接指導を受けたいと思い、2017年の夏、私はマイラの主催するベトナムインテンシヴに参加しました。 マイラとの出会い ![]() マイラにはベトナムインテンシヴで初めて会いました。 それまで私がマイラに持っていたイメージは「霊的、魔女、髪の毛が印象的、頭良さそう」といったものです(笑)。 実際にマイラの講義を受けて印象的だったのは、圧倒的な説得力です。マイラの話は、本当に、すとんと自分の中に入ってきます。話の内容が珍しいから、特別だからというのではありません。一回や二回、聞いたことのある内容も少なからずありました。マイラの説得力は、言外に溢れているオーラ、実際に自分が経験して「本当にいい」と思っていることを伝えている、その自信から来ているように思います。例え話や体験談が豊富なので、講義の内容が分かりやすく、共感できました。 そして物事を整然と、はっきりと言います。けれど、嫌な感じは全くせず、やさしさを感じます。決めつけたり押しつけるような感じもありません。筋肉質で、細身で、びっくりするくらい柔軟です。厳格にも見えるけれど笑顔が素敵で、おちゃめなところがあります。 アーサナの練習では、正しいアライメント、持続可能な練習をすることの大切さを教えられました。私は骨盤を立たせるための取り組みである「スクエアポーズ」がすっかりお気に入りとなり、その後も家での練習に取り入れています。マイラが言っていた「いつも新鮮な気持ちでアーサナの練習をし、習慣的にしないこと」や「まったくやらないより、ほんの少しの意識的な練習」を心がけています。 インテンシヴ講義の中で、マイラは「人生のトッププライオリティ(優先順位の高いもの5つ)・目的」「自分の行動は、その目的に繋がっているか」を私たちに問いかけました。 私は優先順位を4つ挙げるのがやっとでしたが、自分の行動が優先順位のどれにも結びついていないことは明らかでした。今していることをやり続けても、自分が一番心地の良い状態には近づかない。私はベトナムでそれに気がつきました ヨガとアーユルヴェーダの叡智が私に及ぼした影響 ![]() マイラから学んだことは、最初はただ私の中でプールされている状態でしたが、その後じわじわと、私の意識や行動に変革をもたらしてくれました。 たとえば、小さなことですが、舌磨きを始めました。「食」の考えに深く興味を持ち、体質に合った食材・調理法を選ぶこと、食べ物の組合せや6味を入れることなどを意識し始めました。 自分の体質とバランスの乱れに気がついたのも大きな収穫です。私は長らく自分の体質についても大分間違った認識を持っていました。私はヴァータが優勢で乱れやすいため、食事にはオイルを多く取り入れています。オイルや炭水化物を避けるようになったのは、ダイエットを始めた高校生の時だとはっきり覚えています。ですが、今ではほぼすべての食事にギーなどのオイルを使い、様々な穀物を試すことを楽しんでいます。アーユルヴェーダを学び、偏った思い込みを一蹴したのです。太ることを気にして、カロリー計算をし、罪悪感を抱きながら食べる習慣からほぼ開放されたことは、最も嬉しい変化の一つかもしれません。 けれど、何より私に影響したのは、こういった目に見える生活習慣の変化ではなく、「トッププライオリティ(優先順位、人生の目的)」への意識でした。ベトナムでマイラが問いかけたテーマです。自分の人生をどう生きたいのか、自分の抱える問題とどう向き合うか、人生を自分が意識する方向に動かすということについて、考えさせてくれました。 トッププライオリティのことを意識するようになると、それまで「安定しているから」、「批判されそうだから」といった理由で、目的から遠ざかるような選択ばかりしていた私が、少しずつ目的に結びつく選択ができるようになりました。 今では、アーユルヴェーダは自分が一番心地いい状態に近づくための取り組みであり、人生を自分が意識する方向に動かす力があるものと考えています。 実際、物事を悲観的に考える癖を拭い去れなかった私が、人生にどんどん積極的に参加するようになり、人から「なんかいいことあった?」と聞かれるくらいにまでなりました。 本格的にアーユルヴェーダを学ぼうと思ったのは、このように、「アーユルヴェーダって本当に良いものなのかもしれない」と思えるような体験があったからです。 ヨガとアーユルヴェーダの叡智を伝える ![]() まだまだ学びの途上ですが、アーユルヴェーダのヘルスカウンセラーとして活動することが私の夢です。クライアントが自分の力で状況を良くする手助けをして、「この人になら相談できる」と思われるような、信頼されるカウンセラーになれたらどんなに素敵でしょう。 今後私は、石川町(横浜市)にて料理教室を開催し、中野坂上(東京都)にて、3月から毎週日曜限定でアーユルヴェーダカフェを運営します。たくさんの人にアーユルヴェーダの素晴らしい食事法を伝えていけるかと思うと、楽しみで仕方ありません。 ーーーーーーーーーーーーーーー akiさんのホームページは、こちらから。akiさんの2回目のゲストブログはこちらから。
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12 月 2019
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