![]() 月経前症候群(PMS)の症状は、頭痛、腹痛、胸の腫れ、甘いものを欲する、だるいなど多岐に渡ります。感情的なものとしては、気分にむらが出る、イライラする、落ち込む、不安になるなどがあるでしょう。 これらの症状は現代では一般的なものとされていますが、本来自然に起きるものではありません。アーユルヴェーダとヨーガはこれらの問題を軽減するだけでなく、予防することが可能です。 PMSの要因はドーシャのバランスを崩す食生活と生活スタイルにあるといえます。ドーシャバランスを整えてあげるとたいていPMSをなくすことが出来ます。しかも改善されたと感じるまでそう長くはかからないでしょう。 PMSの改善と予防には、問題を引き起こす引き金となっているあなた自身の行動を変える事が必要不可欠です。
生理中は自分の内側を見つめ、安静に過ごす時間です。理想的なのは、誰かに食事を作ってもらって、生理中の数日間は休息に専念する事です。現実的には難しいでしょうから、少なくとも外に向かう活動は最小限にして、自分を優しく扱ってあげる数日間と捉えてみてください。欲求のままに自分を甘やかすとさらにドーシャバランスを崩し、次のサイクルでの症状の悪化につながると肝に銘じてください。 以下に一般的な改善策と特定のドーシャに合わせた改善策を紹介します。
アーユルベーダのハーブを一人一人のニーズに合わせてブレンドしたパウダー、タブレット、リキッド、ジャムなどを提供することも可能ですのでご相談ください。 **ヴァータの症状として鬱、便秘、頭痛、動揺、ぼーっとする、耳鳴り、めまい、不安感、睡眠障害、激しい腹痛などがあります。必要に応じて1日2回、ごま油もしくはひまし油で、下腹部をパックをしてあげると良いでしょう。アロエジェルを大さじ一杯と黒こしょう少々を1日3回食べることも有効です。スープ状のバスマティ米(白)をターメリック(うこん)塩、ギーで味付けしたものを数食続けて食べる。生姜、リコリス(甘草)のパウダーでお茶を作り、沸騰した後にはちみつを足したものを飲む。アシュワガンダやシャタヴァリなどのアーユルヴェーダ式ハーブもおすすめです。就寝前のシナモン、カルダモン、ナツメグを振りかけたホットミルクはあなたを安眠へと誘ってくれるでしょう。 **ピッタの症状はいらいら、動揺、かんしゃく、下痢、ニキビ、生理と生理の間の少量出血、出血過多、頻発月経などがあります。下腹部にココナッツオイルを塗ったり、ココナッツウォーターを飲む(冷えを感じたり、冷たい気候の場所に住んでいない場合)と良いでしょう。シャタヴァリや粉末状のハイビスカスやお茶も有効です。 料理にフェンネル、コリアンダー、ターメリック(うこん)などを使うこともおすすめです。キッチャリーもしくはバスマティ米(白)をスープ状に調理したものは腸の流れを整えるでしょう。 **カファの症状として、重度のけだるさ、すぐ泣く、いつも何か欲している、風邪を引きやすい、胸の腫れ、月経血に粘液が混ざっている、浮腫が出来やすいなどが挙げられます。ひまし油とマスタードオイルを1:1の割合でブレンドし、下腹部をパックをすると症状が和らぐでしょう。体を温めるシナモン、黒こしょう、クローブ、生姜といったスパイスも積極的に取りましょう。過度にオイリーな食べ物や砂糖は避けましょう。 アーサナ、呼吸法、瞑想などヨガを実践することは、マインド、体、魂をバランスの取れた状態に導き、PMSの症状を軽減したり、防ぐことが出来ます。もちろんこれはサットヴァ的な、すなわち調和やバランスが取れた方法で行っているという仮定のもとでのお話です。ですから、暑い部屋や騒がしい音楽がかかっている環境、鏡がある部屋、その他ラジャス的要素(心をかき乱す、気を散らす)がある環境は除外されます。アーサナは暑すぎず寒すぎずの気温で、静寂のもと、呼吸に意識を向けて練習します。自分の感じ方に集中します。自分の体に耳を傾け、無理をせずに、呼吸に身を委ねましょう。内側から外側に働きかけていきます。もしも症状が出ているのであればリストラティブな(元気を回復する)ポーズが好ましいでしょう。生理の1日目はアーサナはお休みしましょう。場合によっては4日目までお休みすることもあるかもしれません。自分に優しく、恐れに支配された心にではなく、自分の体に耳を傾けるのです。 PMSは本来自然なものではありません。不自然な生活をした結果起きてしまう症状です。 本来の自然な状態の自分に戻り、この有害なサイクルから解放されましょう。女性としての自分を誇りに思い、自分の真のニーズを尊重してあげてください。 これらの症状は現代では一般的なものとされていますが、本来自然に起きるものではありません。アーユルヴェーダとヨーガはこれらの問題を軽減するだけでなく、予防することが可能です。 PMSの要因はドーシャのバランスを崩す食生活と生活スタイルにあるといえます。ドーシャバランスを整えてあげるとたいていPMSをなくすことが出来ます。しかも改善されたと感じるまでそう長くはかからないでしょう。
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12 月 2019
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