![]() アーサナのプラクティスから様々なことを学ぶことができますが、正しく身体を使うこともそのうちのひとつです。身体が設計された通りに使っていれば、末長く強く、柔軟なままでいられます。 アーサナが現代的なエクササイズの多くと違うのは、マインドも鍛えられる点です。例えばヴィバドラアーサナBのようなポーズを15呼吸キープする練習を続けることは、マインドを強化してくれるだろうというのはイメージしやすいのではないでしょうか。「出来ない」と抵抗する声を手放す必要があります。ただし、「手放す」練習に最も適したポーズは、意外にもアーサナの最後にするあのポーズ、シャバーサナ(屍のポーズ)です。 シャバーサナは最も大切なポーズだと言われています。なぜなら、このアクティブなリラックスを通して、その日のプラクティスの効果を染み込ませるだけではなく、ヴァータドーシャを落ち着かせたり、チャクラや神経系統のバランスを整えたり、さらには浮かんでくる様々な想念 を手放す練習ができるからです。全て、マットを降りたときに日常生活の中でヨガを実践するのに役立つことです。(アーサナの先にあるもの) このシャバーサナが最も難しいポーズに感じる人たちもいます。仰向けに寝て、目を閉じて深いリラックス状態を作るシャバーサナでは、内的世界しか行く場所がありません。この状態に喜びを見出す人もいれば、内側に目を向ける練習(瞑想など)に慣れていなかったり疲れていたりすると、寝てしまう人もいるでしょう。もし寝てしまいそうな自分に気付いたら、呼吸を観察することに集中してみてください。他のポーズの練習をしていていたときに実践したウジャイ呼吸ではなく、優しく楽な呼吸です。足元から頭の先まで、体の違うパーツに意識を送ります。 どんなときもシャバーサナは必ず行うようにしましょう。シャバーサナは、プラクティスの最後にヴァータの動的要素を沈め、ピッタの熱を冷まし、安定感を与えてくれるカファの要素を受け入れる、たった7-10分間のご褒美時間です。あなた全体をサットヴァの質で包み込んでくれるでしょう。これが、ヨガのプラクティスを行う本来の目的です。 アーサナ アウトライン Hale Pule(ハレ プレ)では、アーサナのポーズを3つの要素:エッセンス、アンカー、ストレングスに分けて考えます。ポーズの意図、礎部分、力を発揮する筋肉を記憶するのにとても効果的なツールです。正しいアライメントにより最適なエネルギーの流れをサポートし、末長く、サステイナブルにプラクティスを続けられる環境を作ってくれます。 (エッセンス:アクティブなリラックス アンカー:体の背面部 ストレングス;手放すこと) 土台から作り上げるシャバーサナ ヨガプロップ(ポーズを補助する道具類)は、さらなる意識的なリラクゼーションをシャバーサナに実現してくれるでしょう。アイピローを被せたり、ブランケットを頭に巻いて感覚器官を内側に向けましょう。少し寒いと感じる場合はブランケットを上からかけてもいいでしょう。グラウンディングするために、足を壁側に向けるのも効果的です。 ![]() 1. 仰向けに寝て、背骨から首まで自然なカーブがある状態を作ります。 2. 両足を腰幅よりも少し大きめに広げ、手はマットからはみ出るように手のひらを上にして対称に広げます。手が身体を触れないようにしましょう。 ![]() ブランケットで耳を覆ったり、アイピローで目を覆うとヴァータが鎮まりやすくなります。 ![]() 足裏で壁を押すバリエーションはグラウンディングに効果的です よくある間違い ![]() 脚を開きすぎている/閉じすぎている。 脚は腰幅より少し大きめに広げると、脚全体の筋肉や骨盤に入る力を緩めることができます。開きが足りないと、下半身の解放やエネルギーの循環が妨げられてしまいます。逆に開きすぎていると、背骨の自然なカーブが損なわれてしまいます。 ![]() 腰や首が平らになっている。 腰や首の自然なカーブが、背骨に走る緊張を解放し、神経系統の流れをサポートしてくれます。 ![]() 手のひらが下を向いている。 手のひらが天に向かって開いているとき、あなたは「受け取る」こができます。物理的に不快な場合を除いて、このポーズでは手のひらを上に向けましょう。
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12 月 2019
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