"You are what you eat.(あなたが食べた物があなた自身である)" おそらく聞いたことがある表現だと思います。アーユルヴェーダでは、これを食べ物を意識的に選ぶための指針としています。 プラーナは私たち人間、そして全ての命ある存在に内在する生命力です。オーガニックの畑から採れたばかりの食べ物にはプラーナがたっぷり備わっているのに対して、加工や冷凍、缶詰めされた食べ物からは(全てとは言わないまでも)ほとんどの生命力が失われてしまっています。プラーナ不在の食べ物は死んでいてタマシック(惰性、不活発)です。 私たちは自分が食べた物の質に同調するため、マインドと肉体に与えられる影響を必ず身をもって体験することになります(無自覚の場合もある)。加工食品を食べたあとに無気力感を感じたり、怠けたくなったり、ぼーっとしてしまったといった経験はありませんか? 一方で、畑から収穫されたばかりの食べ物を食べた時の気分はどうでしたか? きっと生き生きとして、明晰かつ穏やかだったのではないでしょうか。
プラーナは軽く調理することで目覚めさせることができます。食材をより消化しやすくし、栄養価をしっかり受け取るためのテクニックです。実際ローフードに徹している方の多くは、食材自体がどんなに良いものだとしても、栄養価を完全には取り込めていないことがほとんどです。「質の高いオーガニックの食材を軽く調理して、すぐに食べる。」これが最も理想的です。 -残り物の捉え方- 食べ物は私たちにとって一番の薬です。だから新鮮なうちに食べることが重要です。食べ物に内存するプラーナは、調理後は徐々に減っていくため、毎食毎食出来立てのものを食べるのが理想です。可能であれば6時間以内に食べきることを目指し、24時間以上経ったら食べないようにしましょう。この時間内に食べきれないほどの量ある場合は、すみやかに食べ物を必要としている人へ譲るか、近所の方にお裾わけすると良いです。食事が新鮮であればあるほど、肉体的にも精神的にも心地良くいられるでしょう。 時間を節約しつつ新鮮な食事をとる方法の一つに、昼食に穀物、豆、野菜を調理し、夕飯はそれらを全部一つの鍋に合わせてスープとして食べる方法があります。この「鍋一つのお手軽ディナー」に出来立てのチャパティや海苔を添えるのがHale Puleのお気に入りです。時短かつ栄養たっぷりの別の食事例として、挽き割りのムング豆(緑豆)と野菜を炊飯器または圧力鍋で調理するのも良いでしょう。 -自分の状態を感じる- アーユルヴェーダとヨガは直接体験を大切にします。新鮮な食事を食べた時の自分の状態を是非感じてみてください。日々の健康日記やアーユルヴェーダの個別カウンセリングもお勧めです。あなたにとっての最適な健康状態を実現するサポートをします。
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12 月 2019
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