![]() 以前投稿した『ゲップが教えてくれること』の続編です。前回は身体に自然に備わっている生理現象を活用した適切な食事量の判断方法をお伝えしました。 食事中に出る一回目のゲップは、身体が無理なく消化できる限界量に達したという身体からのメッセージ。その後に食べたものはほぼ消化されないだけでなく、次回以降食事するときの消化環境をも悪くしてしまいます。一回目のゲップを尊重することは身体とマインドの真のニーズを認識するのに絶大な効果を発揮します。 今回の続編では、古代から伝わる決してハデではないけれど確かに有効な「一回目のゲップに意識を向ける」実践法をより掘り下げていきます。 抵抗しようとするとゲップが早く出る/もみ消される 一回目のゲップを食事量を決める目安として機能させるためには、抵抗を完全に手放す必要があります。さもないと意識的・無意識的に関わらず、ゲップを操ってしまう可能性があるからです。これは「感情を感じることからの逃避」、「人生の一部が手に負えないと感じること」と関係していることが多く、このような未消化の感情は食の場面で表層化します。 もしかしたらゲップを飲み込んで無視したり、逆に強制的に早くゲップを出すように操ろうとするかもしれません。これは学校や仕事に行きたくないが為に体調が悪いと感じたり、病気になることに執着した結果、実際に病気になってしまうことに似ています。マインドが行くところに身体はついていきます。 いっぱい食べるためにゲップをもみ消そうとする時にやりがちな事:
ゲップに気づき、守れるようになったら… 初期の段階では消化管の「おそうじ」が必要です。ゲップを守り始めたばかりの頃、従来よりも食べられる量が減るかもしれません。これが「おそうじ」です。消化管の環境が改善されるにつれて、食べられる量が増えていくはずです。 勇気を持ちましょう。社会的にプログラミングされたことや、食べ物があなたの問題を解決してくれるというメディアの見解はあきらめましょう。食べ過ぎも食べなさ過ぎも、あなたの内側で起きている真実、例えば恐れや不快感などから注意を背ける行為だと覚えておきましょう。対処メカニズムとして食べものを捉えることを止める方法を探りましょう。食べものをメインの薬とし、身体に栄養を与えるものとして、宇宙を流れる人生の流れとつながる術として捉えるのです。食べものを詰め込んだり食べないことは一時的な気晴らしにはなるかもしれませんが、長期的には満たされない気持ちが蓄積され病気につながるかもしれません。どうぞ自分に素直でいてくださいね。 <特殊なケースの対応> 場合によっては他の方法を勧めることもあります。例えば、衰弱していたり極端に痩せている方にとって、細胞組織を建て直すために充分な栄養が必要不可欠です。これは、適切な体脂肪がつくまで、筋肉が再構築されるまで、マインドがバランスの良いところに慣れるまでは一回目のげっぷを越えて食べるということかもしれません。プラクティショナーの指導やサポートの元、行うのがベストでしょう。 ![]() ゲップという機能を有効にする3ステップ! 1. 食べること、消化する過程にリラックスして臨みましょう。あなたの身体はとても良くデザインされた神聖なもの、つまり自然とバランスのとれた状態に戻りたがります。あなたの思考さえ取り除けば、身体はどうすれば良いか知っているのです。 2. 自分の感情や食との関係性に正直でいましょう。心配ですか?緊張していますか?おびえていますか?興奮していますか?何に対してですか?食べものや食の場面、自分の身体に対して執着や期待はありますか? 人に対しても自分に対してもサティヤ(正直さ、誠実さ)を実践し始めるとき、とても大きなターニングポイントを迎えることになるでしょう。正直でいると自分の真実と寄り添え、自分にとっての最善を選択できるようになっていくからです。 3. 食前、食中、食後の習慣を改めましょう。オススメの方法は:
あなたと食との良い関係のために私たちは喜んで貢献します。 ☆マイラの著書(英語)Freedom In Your Relationship With Food: An Everyday Guide (日本語)「もっと自由に アーユルヴェーダ流食べ方暮らし方」 ☆マイラとの個別コンサルテーション(通訳付き)
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12 月 2019
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