![]() アグニ、すなわち消化の火を強くすることで、消化吸収が最適な環境で行われ、食べ物や人生体験が私たちにもたしてくれる物事を最大限取り込むことができるようになります。一方、アグニが弱いと、どんなに上質な食べ物もうまく転換出来ずに、活用することが出来ません。さらに、人生を受け入れることが難しくなり、心や感情が乱れます。その結果、代謝性毒素(=アーマと呼ばれます。)が、体にもマインドにも蓄積していきます。 肉体に現れる症状として下記が挙げられます。
カファ体質→消化不良、滞り/詰まり ピッタ体質→消化不良、胃酸過多、下痢 ヴァータ体質→消化不良、おなら、膨張感、便秘 一般的には、鈍さやだるさが出てきます。毒素が蓄積すると病気、心身の健康の破綻につながります。定期的に舌を観察することは、自分の消化機能の状態を知る判断材料になります。 ここで、アグニを強く保つためにできることを紹介します。 *自分の体に耳を傾け、感じましょう。最も身近で、最も信頼できるツール(道具)です。 *新鮮なもの、地元で穫れたもの、オーガニックのものを適量食べましょう。 *一回の食事量の目安は自分の両手のひらに収まる程度です。過食、小食に気をつけましょう。 *決まった時間帯に食事をしましょう。 *食べ物はしっかり、最低でも一口につき20回は噛みましょう。 *平穏で和やかな環境で食べましょう。 *前の食事が完璧に消化されてから食べましょう。4時間以上間隔を空けることが好ましいです。おやつも一回の食事として捉えますのでしっかりと消化する時間を与えましょう。何をどれだけ食べたかにも因りますが、最低でも1〜2時間は空けましょう。 *果物は単独で食べましょう。例外もありますが、まずは果物は果物だけで食べることを実践し、感じ方の違いを観察してみましょう。 *アグニを刺激するために、食事の20分前に下記の処方を試してみましょう。 -ジンジャー・アペタイザー:生姜のすりおろし小匙2分の1、岩塩ひとつまみ、レモン一滴を一緒に食べる。 -お湯にライムと生姜を入れて飲む。 -生姜、黒こしょう、カイエンペッパー、シトラック、シナモン、ピッパリ、グドゥーチを合わせたものをひとつまみ、水と一緒に飲む。 *スパイスやハーブを使って調理しましょう。消化を助けてくれる上、おいしくなります。まずは基本のクミン、コリアンダー、生姜、ウコンから始めてみると良いでしょう。 *定期的に1〜3日のキッチャリ洗浄を実践しましょう。特に季節の移り変わりに行うと効果的ですが、アグニの火を補給するために毎月行うこともおすすめします。 *毎日散歩、ヨガのアーサナ、プラナヤマ(呼吸法)を実践しましょう。 *一日のうちで瞑想、もしくは5分間動きを止めて自分の内側を見つめる時間を作り、平穏な気持ちを養いましょう。この数分間だけは一切のものを遮断し自分の内側に集中しましょう。 *自分を受け入れること、他人を受け入れることを日々心がけましょう。もし自分の事を生真面目に、厳しく考えすぎているなと感じたら自分自身に笑顔を送ってあげましょう。 *笑顔、そして感謝の気持ちを表現することを心がけましょ
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12 月 2019
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