![]() 大きな目的を掲げることで生き方に変化を作る人は多いですが、アーユルヴェーダはそのような人にこう問いかけます。「もし一見ささやかな変化こそが人生に一番深い変化をもたらすものだとしたらどう?」自分のdinacharyaディナチャリャすなわち日常習慣を身につけて起きる変化がまさにそれです。 この「ディナチャリャ」という言葉は、サンスクリット語で「1日の知恵に従う」ことを意味します。これは、毎日のシンプルなスケジュールに合わせることでドーシャのバランスを保ち、健康的なagniアグニ(消化の火)を維持し、強いojasオージャス(活力)を支えることができる、という発想に根ざすアーユルヴェーダの概念です。それだけではありません。精神面のバランスも守り、人生においてより良好な人間関係を築くのを支え、最終的には自分の意図に沿う人生を全うするのを助ける。それがディナチャリャです。こういう風に考えてみてください。瞑想を始めようという意図を設定するとします。そして、適当なタイミングで何回か瞑想をしてみます。2週間も経った頃には、心や家族や仕事や生活の事情に瞑想が取って代わられるのです。身に覚えはありませんか? 軸となるディナチャリャを築くこと。これこそが大いなる健康の鍵であり、人生に実現させたい変化を生み出す重要な手がかりともなります。シンプルなスケジュールを生きて、日常にあなたが支配されるのではなく、あなたが日常を支配するのです。瞑想を始めたいと思っているなら(あるいは健康を増進させたい、健康的に食べたい、もっとからだを動かしたい、家族と過ごしたい、と思っているなら)、そういう抱負を考えるよりも、ディナチャリャを築いてください。これが、日々にしっかりと根ざし自分の設定した意図を重んじる、その土台作りになります。 シンプルなアーユルヴェーダの日常習慣を築く![]() まずはシンプルなディナチャリャにしましょう。基本的なスケジュールは以下の通りです。これらの実践項目が楽にこなせるようになったら、abhyangaアビヤンガ(セルフオイルマッサージ)等、他に追加できることはいろいろとあります。
このようなスケジュールはシンプルに見えるかもしれませんが、真に人生を変えるような効果があります。ディナチャリアを守る最大の恩恵は、からだをより自然のリズムに近く同調させ、不規則な生活で生じるストレスを減らし、ヴァータドーシャを静めることです。ヴァータの風のエネルギーのバランスが乱れていると、動きが過剰になり、それがたちまちピッタとカファドーシャのバランスを乱します。けれど、ディナチャリャを守ることで、日常習慣を通してヴァータがどっしりと安定し、ひいては他のドーシャのバランスをも守ります。そして、スケジュールの合間の自由な時間で、バランスのとれたヴァータがますますの活動と精神の柔軟性を支えることができます。あなたはこの変化を通して、人生のあらゆる側面において、今までにない深さの喜びを経験し始めるでしょう。 自分の生活にあったディナチャリャを作る手助けは要りませんか?日本語通訳付きオンライン・アーユルヴェーダコンサルテーションのご予約はこちらから。
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12 月 2019
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