![]() ヨーガとは統合された状態、つまり体、マインド、魂が繋がっている状態の事を言います。または、私たちを統合された状態に導いてくれる様々な修行の事を指します。アーサナは永遠の魂としての私たちを経験する旅の過程で通るたくさんの修行のうちの一つにすぎないのです。 アーサナという言葉は「永遠の存在と共に生き、呼吸をする。」と定義出来ます。言い換えると、アーサナの練習は、私たちの内や周りに、宇宙の源あるいは神様との結びつきをもたらしてくれるのです。高次の自分と繋がって生きることが出来るように、エネルギーを浄化し、調和のとれた状態に戻してくれるツールの一つなのです。 アーサナの練習の本来の目的は、瞑想する際に心地よく座っていられる体を作ることです。瞑想を習慣づけると、より深い健康や幸せの場所から生きることが出来るようになります。自分の態度/姿勢を見つめながら、内側にフォーカスを向けることで、私たちは高次の自分と仲良く生きることが出来る可能性を秘めています。
態度/姿勢は私たちが自分のエネルギーをどう扱っているか、何に注意を向けているのかをそのまま反映します。体に無理をさせようとすると抵抗感が生まれ、「つながり」が失われてしまいます。外側の側面に意識が向いている時、私たちは低いエゴを養いがちで、怪我につながりやすくなります。内観に集中することから始めて、練習が終わるまでその集中をとぎらせないようにすることで、平和な心、バランスの取れた、痛みとはかけ離れた体を手に入れることが出来ます。何か気になる事、例えば自己批判の気持ちなどが浮かんで来てもその思念を絶えず手放すようにしましょう。アーサナを練習することで、徐々に本当にこの世で表現したい自分らしくいることが出来るようになってくるでしょう。 まずは、内側に意識を向けて、体の状態を読み取り、マインドを使って緊張を全て解放していくことから始めましょう。 そして、今度は意識を呼吸に移していきます。自分の中から呼吸が始まっている感覚を味わいます。 鼻を通して12回深い呼吸をします。吸う息と吐く息を等しく、スムーズに呼吸し、緊張を放っていきます。呼吸とのつながりが感じられたら、早すぎず、遅すぎず、適度なペースを見つけ、アーサナの練習中その呼吸をキープするようにします。意識的にこれらの段階を踏んで内側に集中していくことから練習を始めることで、練習を通して内なる調和をもたらしてくれるようエネルギーを設定することが出来るのです。 アーサナを「つながり」を育んでいく方法として捉えていくと最大の効果を得ることができるでしょう。 何か行動する前に内側に集中する訓練は人生のあらゆる面で豊かさと深さをもたらしてくれるでしょう。そこが練習、そして修行が導いてくれる先なのです。
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12 月 2019
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