![]() 起きてすぐ、そして毎食後20分程度での排便が健康的な指標です。(それぞれの体質によって多少の個人差があります。) 朝起きてすぐに体が自然に排便しない時、便秘が起きています。体と心に毒素(アーマ)が溜まり、不調が現れ、病気へとつながります。 便秘の2大要因はバランスの崩れた生活スタイルと食生活です。例えば、デスクワークが多く、長時間座った状態でいると体が自然に排便しようとする本能を抑圧してしまいます。体の信号を無視したり抑圧すると、体は後々完全に便を排出しきることができなくなってしまいます。不規則なスケジュールも同様、体の排便本能を抑えてしまいがちでしょう。排便出来なかったものが体内の毒素として蓄積され、最終的に体の細胞に吸収され、健康を損ねたり、病気することにつながります。 水の摂取不足は大腸に毒素が蓄積する原因となります。炭酸、ジュース、コーヒー、お茶は腸管に正しく栄養を与え、潤し滑らかにする役割をしてくれません。これらの刺激物は蠕動運動を活発にしてくれたり、乾きを癒してくれそうなイメージがあるかもしれませんが、実際には、大腸を乾燥させます。そして栄養分を十分に吸収できない、さらに便秘になるといった状況を引き起こします。
無意識の状態での食事、例えば本を読みながら、テレビを見ながら、コンピューターをいじりながらの食事は食べ過ぎ、咀嚼不足、消化不良につながります。体に有益な栄養素を十分の吸収出来なくなるばかりでなく、(もうお気づきでしょうが、)便秘を引き起こしてしまうのです。私の著書"Freedom in Your Relatioinship with Food"をご参照ください。 軽い便秘であれば生活スタイルと食生活の調整で改善されるでしょう。極端な場合は個人の体質、季節、住んでいる場所、ドーシャのバランスなどの要素によって理想的な排便、心と体の健康を取り戻すための理想的なアプローチが変わってきます。 便秘を改善するために良く処方される下剤は、ハーブで出来ているものも、化学的に調合されているものも、どちらも一時的には大腸を綺麗にしてくれるかもしれませんが、長い目で見ると大腸の乾燥を煽り、ヴァータを悪化させてしまう原因となります。下剤や結腸洗浄の乱用は、極端にふわふわ浮いている感覚が続く状態、大地とのつながりを断絶してしまう結果につながります。大腸の中に何かしら物があった方が私たちは大地とのつながりを感じることができるのです(グラウンディング)。誤ったアプローチを続けると、極端な場合には神経や精神に異常をきたし、不安感、恐れ、不眠症、恒常的な疲労感、頭痛、鬱などの症状が表れることがあります。 どうして、また、どのようにして便秘になってしまったのかを分析し、違う選択をすることから始めましょう。下記のリストを参考にバランスを取り戻すべく、一歩一歩進んでいきましょう。アーユルヴェーダでは自然な排泄の流れを再構築し、蓄積された毒素を優しく流しだしてくれる様々なハーブやセラピーがあり、個人の体質によって選択します。ガイダンスが必要なものもいくつかありますが、それらのほとんどがあなた自身で出来る事です。そしてそれらの全てが健康的な排便の流れ、そしてあなたの自然な状態=体調が良い状態へと導いてくれるでしょう。 下記が便秘とさようならするための一般的なガイドラインです。
私たちの多くは排泄パターンについて誰かと話すことは不適切だと育てられました。しかし、本来それは私たちの心身の健康に必要不可欠なもので、隠されるべきではないのです。体は4つの主要な排泄ルートがあります。尿、便、汗、涙です。これらが上手に流れないと私たちは自分たち自身を毒していることになります。この健康の鍵を意識的にケアしてあげることで健康を取り戻し、様々な恩恵を受けることができるでしょう。
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12 月 2019
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