By Myra Lewin ![]() あなたは恐れの中に身を置くこともできるし、宇宙を信頼して生きることもできます。ですが、その両方を同時に感じることはできません。片方は抵抗です。そしてもう一方は流れとともに生きるということです。私たちは、一瞬ごとにどの方向に進むかの決断を下しています。私たちが実践することが、それ即ち私達の経験することなのです。 これは、私自身が少し前に実生活で経験したことです。何年もの間、私は独立したいという思いを抱えながら企業で働いていました。そして企業人生が半ばにさしかかったある日、独立して自分の力を試す機会が訪れました。独立するということは、宇宙に全幅の信頼を寄せることに他なりません。けれど、独立が積年の夢だったにもかかわらず、その時の私は恐れに身を任せ、安定した収入を手放すことができず、企業世界に留まることを選びました。 私がアーサナ、プラーナヤマ、瞑想を始めとする自分のヨガのクラスを持つようになってから何年も何年も経った頃、ついに、私が恐怖に背を向けるために必要としていた宇宙への信頼を見出すことができました。Hale PuleとHale Puleにまつわる全ては、この信頼から誕生したのです。 宇宙を信頼できるようになるために私たちは、子供がするのと同じように、世界がどう機能しているかを日々学んでいます。このようにして現実を創り出しているのです。恐怖を吸収し、恐怖に基づいた行動をしていたら、私たちは世界が恐怖でできていると信じるでしょう。宇宙を信頼し、信頼の元に行動していたら、世界は甘やかさと冒険に満ちていてこれこそが自分の本質なのだ、と知ることができます。 世界には常に恐怖と信頼のエネルギーが存在しています。あなたが日々何を実践し、何を日課とするかで、恐怖と信頼のどちらを育み、どちらがこの世にもたらされるかが決まるのです。 例えば、空いている時間はいつも新聞を読んだりテレビでニュースを見たりして過ごしていたら、世界は恐ろしいもので満ちているというフィーリングが残るのだ、ということに気づいてください。恐怖心を煽らずに世界の情勢を知ることは可能です。どこから情報を手に入れるかは、Vivekaヴィヴェーカすなわち区別することを実践してください。何かに耳を傾ける時は、あなたのオーラの端に薔薇の花を一輪作り出し、読んだり見たりしたことで沸き起こる負担や強い感情を、全てその薔薇の花で搔き集めます。薔薇の花がパンパンに膨れたら、その花を爆発させて、自分の頭上に金に輝く太陽を掲げ、その光で自分のからだとオーラを満たしてエネルギーを補充します(こちらからこのエクササイズで使用しているツールを使う「直観エネルギー誘導瞑想:基礎編」を無料ダウンロードできます。) 信頼はいつもそこにあります。大抵はささやかなことに現れていて、人はそれに気づきません。毎日作用している美しい力−優しい微笑み、差し出される手、進むかもしれなかった道を逸れること−に目を向けてください。これらこそが今まさに作用している宇宙への信頼です。よく観察してください。そうすれば、この信頼がそこら中に溢れていることが分かるでしょう。 恐れの根源![]() ほとんどの場合、恐怖は結果に執着するところから生まれます。持っているものを失う恐怖、欲しいものが手に入らない恐怖。人は簡単に、次に起きるかもしれない良くない出来事を想像して、そこに捕らわれます。けれど、結果を恐れたからといって、その望ましくない未来から自分を守ることはできません。自分の持つ恐怖に正面から向き合うこと、それこそが心を曇らせる力を弱めることができるのです。 世界は常に変化しています。意味のある人生を100%生き切るには、「物事はこうあるべき」としがみつく拘りの心を捨て、力を抜いて流れに身を任せなければなりません。生きているということは、時に、これがなければ生きていけないとまで思っていたものを切り捨てることでもあるのです。人生の流れに身を任せて漂っていると、あなたの道がはっきりと姿を現します。自分には手に負えないと思っていた物事があなたのところにやってきたら、流れに乗るのです。そうすれば、自分はこの新しい状況に合わせて楽に成長する力を持っている、ということが分かります。 宇宙は間違いを犯しません。あなたが経験することはすべて、天の采配の表れです。力を抜いて、宇宙への信頼があなたを導くに任せてください。 恐れを静めるサットヴァ![]() 恐怖はtamasタマス、すなわち暗闇であり、無気力です。このエネルギーに取り囲まれたらあなたは圧倒されるでしょう。けれど、出口はあります。sattvaサットヴァ、すなわちバランスと調和を目指せば良いのです。 サットヴァとは静穏、調和、愛、すなわち宇宙への信頼の具現化です。生きる速度を落とし、人生の微細さにエネルギーを合わせた時に、あなたはサットヴァを見出すでしょう。滋養溢れるポリッジを作るために自分で粉を挽いたり、ヴァジュラアーサナのようなシンプルなポーズに静寂を感じたりするサットヴァ的な行いが、命の自然のリズムにあなたを再びつなぎ、自らを忙殺して恐怖心を煽りたてたくなる心を消してくれるのです。 サットヴァは信頼を培います。どのような状況にあっても、サットヴァが神の光を輝かせます。 サットヴァから物事を見たとき、そこには良い人も悪い人もなく、良い状況や悪い状況なども存在しないことに気づくでしょう。そこにはただ原因と結果の法則が作用しているだけです。信頼して生きること。そうすれば、自分のため、そして自分を取り巻く世界のために、ポジティブな影響をもたらすことができるでしょう。 信頼を培うプラクティス人は簡単に多忙になり、宇宙への信頼を実践することを忘れてしまいます。これこそが最優先事項だということを忘れない簡単な方法があります。予定に入れてしまえば良いのです。
毎日必ず手を止めるための時間を取ることを自分に約束してください(私は携帯電話のリマインダーを活用しています)。時間になったらそれまでの作業の手を休め、目を閉じます。意識的で深い呼吸を3〜12回繰り返します。そして自分に微笑みかけてください。毎日、ほんの一瞬だけ、そのフィーリングを味わってください。あなたは必要な時はいつでもその場所に戻ってくることができるのです。
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12 月 2019
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