![]() ヨーガやアーユルヴェーダに興味を持ち始める時というのは自分がもっと気分良くなりたい、元気になりたい、本当の自分と仲良くしたいと思っていて、そのためにどうしたらいいか模索していることが多いと思います。 そう、より生活の豊かさを感じるための方法です。 ひょんなきっかけでお友達が紹介してくれるかもしれません。または有害だとは分かっていてもやめられないことの痛みから逃れる術を探している時かもしれません。私たちは時に空虚感を感じたり、より良い人生を探し求めたりするものです。高次の自分(ハイヤーセルフ)に触れる体験をしたとしても、私たちはその方向に進むために行動するとは限りません。 答えは知っているし、進むべき方向も分かっている。けれど最初の一歩を踏み出さない。良くあることです。 この行き詰まり(停滞)の根っこにあるものは、知らないものに対する恐怖です。私たちは古い習慣を続ける傾向があります。たとえ引き起こされる結果が好きではなかったとしても。なぜならなじみがあるし、楽だから。熱意を持って未知の世界に飛び込むには練習が必要です。未知なものこそが自分の人生を新鮮に、面白くしてくれるものだと捉えてみませんか。
最初のステップは、求めている変化を明確にし、決心することから始まります。そしてその新しい方向に向かうのに必要なものは何か、プランを立てていきます。自分が求めている新しい振る舞いや考え方に近づくためのベストな方法を整理して、小さな一歩を踏み出してみます。無理をせず、自分が対処できる範囲から始めて、その小さな変化を完全に自分のものにしてから次のステップに進みます。一気に全てのことをしようとすると圧倒感、挫折感につながり、諦めてしまいたくなります。助言をもらったり、経験者に話を聞いてもらうと良いでしょう。 例を挙げると、例えば食生活をクリーンにしようと加工品、白砂糖、カフェイン、肉を食べることをやめようと決心したとします。一気にやめることは良い方法の様に思えるかもしれませんが、心を著しく混乱させてしまうことになりかねません。まずは一つを選択し、実行し(徐々にでもかまいません)、その変化によってもたらされる恩恵を自分自身に体験させてあげます。そうすると次の変化に熱意をもって取り組むことが出来るでしょう。 別の例として、瞑想を習慣づけたいと思ったとします。いきなり30分座ろうと思っても、体もマインドもついていけないかもしれません。最初は5分でも良いし、自分にとって無理なくコミットできる所からはじめ、時間をかけて増やしていきます。重要なのはパフォーマンスではない、ということです。エゴを増大させるための努力にならないように気をつけてください。 知性的に物事を考える事に慣れてしまっていると、どうしたらいいのか「自分は知らない」ように思えるかもしれません。しかし、答えはすぐそこに、自分達の内側にあるものなのです。ただし、「知っていること」は解決策にはなりません。その方向に向かって小さな行動を起こしていくことが変化をもたらすのです。行動の大小は重要ではありません。深いところにいる本当の自分と繋がっているという感覚を求めて、その方向に進んでいってください。それが何なのか、私たちは本当は知っているのです。古い習慣を抵抗せずに手放して、新しい方向に集中しましょう。 ヨーガやアーユルヴェーダを実践するようになると、人との付き合い方に変化が起きることがあります。例えば、深夜にクラブに行ったり飲みにいったりすることは、朝の瞑想やバランスの取れた食事を決まった時間に食べることとは上手く共存できないでしょう。 早めの時間のイベントに参加すると、楽しいだけでなく、清々しいままでいられるでしょう。 よく今まで通りの付き合い方をしないと人とのつながりを保てなくなると相談してくる方がいらっしゃいます。それはそもそもそのつながりが都合や支配に基づいたものだったということかもしれません。生活スタイルを変えると、付き合う友人が変わるのは自然なことです。人間関係も人生と同様、流れがあるものなのです。全ての人間関係が変わらずそこにあると期待すること自体もしかしたら非現実的で、一歩引いて広い視野で眺めてみると、特にそれが楽しくもないかもしれないと気づくこともあるでしょう。 新しいことに対して熱意や関心を持ったときの感覚を覚えていてください。その感覚を日々の人生における動力にしてみましょう。そして何が起きるか観察してみましょう。
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12 月 2019
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