![]() 恐怖がアーサナ練習を振り回すこともありますが、アーサナ練習で恐怖をあなたの人生から追い出すことも可能です。 一番好きというわけではないからとか、あるいは怪我をするかもと怖がって、決まったポーズを避ける人がいます。その人は代わりに自分のよく知っているポーズに集中してそこを越えようとはしません。けれど、いつまでも安全地帯に居座っていれば進歩は制限されるばかりです。 ヨガアーサナは人生の訓練です。アーサナ練習の機会を使ってマット上での恐怖を克服しましょう。この経験は人生すべてにいかせます。呼吸と動きを同調させ、筋肉と骨を自然のデザイン通りに整列させます。毎回ここを土台としてポーズを始めれば、一見難しく見えるポーズもすぐに毎日の練習の一部になるでしょう。 キック&フロートは恐怖の解放にぴったりのポーズです。このポーズはハンドスタンド(adho mukha vrksasanaアドムカブリクシャアーサナ)の準備のポーズで、自分の内側の勇気に出会えるポーズです。ここから人生とアーサナ練習を楽に進化させるのです。 呼吸はすべてのアーサナの重要な構成要素です。呼吸がなければそこにヨガはありません。キック&フロートで息を止めたら、恐怖を取り去ることができないばかりか、ハンドスタンド完成形に向けて進歩することさえ困難です。怪我をするリスクも高まります。呼吸に動きを同調させるのです。そうすれば、自分をふわりと浮かせてくれる心と体の軽さがつかめるでしょう。 アーサナアウトラインHale Puleでは、アーサナのポーズを3つの要素:エッセンス、アンカー、ストレングスに分けて考えます。最初から順番に、ポーズの意図、大地に根付かせる場所、力を発揮する筋肉、という意味です。正しいアライメントによって最適なエネルギーの流れをサポートし、末長く、持続可能な練習の環境を作ります。 エッセンス:活性化、強化、新しい視点を与える アンカー:両手 ストレングス:骨盤底、両腕、上背部 土台から作るキック&フロート逆転全般はどれも人生の新しい視点をもたらします。キック&フロートが心地よくできるようになったとき、均衡のとれた体を信頼する道が見えてくるでしょう。 ![]() 1.Adho mukha svanasanaアドムカスヴァナアーサナ、ダウンドッグで始めます。両手は肩幅につき、手首のしわが左右にかたよらず、マットの前と並行。上腕の骨を外旋させて肩を骨盤の方向に下げます。 ![]() 2.上半身を前に運び、肩を手首の真上に。お尻は空中高くに突き上げたまま、骨盤底の力で左足をマットの真ん中に踏み出し、右足は1/4前に出す。右脚は最後まで強くまっすぐ伸ばし続ける。 ![]() 3.目線は両手の間。呼吸してまっすぐの脚を上に振り上げる。呼吸を解放して脚をそっと優しく床の上のスタート地点まで戻す。左脚は何も操作しないで右脚にただついていくだけ。最初、左脚は低い位置でキープし、10センチくらい床から浮くだけにとどめる。浮遊感を感じることが一番大切です。最終的には左脚も上げて右脚に揃えます。 この脚で10回繰り返したら、反対の脚でさらに10回。最後にbalasanaバラアーサナ、チャイルドポーズに入ります。 Modifications軽減法壁を使います。壁から腕一本分の距離を開けて練習し、転けることへの恐怖を克服しましょう。右脚を振り上げてアドムカブリクシャアーサナができるかもしれません。その時は30呼吸ホールドを目指します。 よくある間違い![]() 手首のしわが偏っている。手首のしわを横一直線に均一になるようにして、デリケートな手首の関節のけがを防ぎましょう。 ![]() 両手が近すぎる、あるいは離れている。手首を肩の真下に置くと一番安定します。さらに、その位置の肩が一番バランスが取れています。 ![]() 振り上げる脚が曲がる。後脚は振り上げる時にも完全にまっすぐに伸ばしましょう。
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12 月 2019
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