![]() 日常の一環であなたがしていること、それら全てがあなたの人生のあらゆる要素に影響します。つまり、何を口に入れるか、何を娯楽として行うか、どんな人たちと一緒に過ごすか、これらの選択にはきちんと結果が伴う、ということです。だからこそ、今の自分のフィーリングを変えたいなら、結果を伴う行動をホリスティック(全的)な目線でしっかりと見つめなければなりません。 全てが重要だと理解しても、そのことに圧倒される必要はありません。これを知ることで真の健康に到達する道具があなたの手に入るわけですから、むしろ元気になれる情報です。大事なのは、より良き健康へは一度に一歩ずつ踏み出さねばならない、ということ。全体的な健康を向上させたいなら、まずはヴァータ・ドーシャの鎮静から手がけるのが賢明です。
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By Myra Lewin ![]() 最近とある女性との取り組みがありました。彼女はこれまでずっと、素晴らしい健康状態を経験してきた女性でした。けれど近年になって、更年期症状が現れるようになりました。ほてり、体重増加、注意力散漫…。尋ねてみると比較的バランスのよい食生活と生活習慣を身につけているようでしたので、ある小さな、けれどとても大事な一点に集中して話をすすめました。この一点こそが、熟年期に向かってバランス良く移行することの妨げになっているものです。それは、彼女がいつも持ち歩く保冷ボトルに入った氷水でした。 傍目には、保冷ボトルから飲む、それが更年期の症状に対してなんなんだ、というふうに見えると思います。けれど、冷たいものを飲むのはアグニすなわち消化の火を制限し、弱らせる行為です。何年もの間、毎日この保冷ボトルに氷水を入れてきた、これが彼女の食べものを消化し人生の経験を消化する力を弱め続けました。その結果、ドーシャのバランスは乱れ、健康の問題へとつながっていたのです。 ![]() アーユルヴェーダとヨガの実践は手から手へと伝えられ現代まで受け継がれてきました。食生活や生き方、自分を取り巻く環境を変えれば、それには変化が伴います。3つのドーシャがどのように私たちのからだに作用するかを理解する。これが、結果として生まれる変化に波長を合わせるのに役立ちます。この情報の本来の役割は、アーサナを始めとするヨガの実践においてあなたを導くことであり、そのおかげであなたはマットの上でもマットを降りてからも最高の自分を感じることができるのです。 実は現代ヨガアーサナのクラスもヴァータ・ドーシャのバランスの乱れの原因となっている、と知ったらあなたは驚くかもしれませんね。エクササイズ目的で構成されるクラスは速いペースで進みますが、これがヴァータの動きと軽さの性質を助長している、というわけなのです。サットヴァの質を帯びた練習を自宅で行う方がよっぽどヴァータ鎮静には効果的ですし、ヨガが本来育む「つながり」がよりはっきりと感じられるでしょう。 ![]() 生涯健康でいたいなら、ヴァータ・ドーシャを味方につけなさい。 ドーシャとはすなわち3種の生命力のことであり、これらは、いかに私たちの健康や健やかさが内的そして外的要因によって左右されるのかを理解するのに役立ちます。私たちは皆、3つのドーシャすべてをあわせ持っていますが、その割合には個人差があります。私たちが内包するドーシャは、3つのうちのどれでも常にバランスが乱れる可能性がありますが、中でも一番乱れやすいのは、自分の持っている分量の最も多いドーシャです。バランスの乱れという観点から自分の傾向が理解できれば、あとは乱れを引き起こす原因を避け、一番調子が良く感じられるものに意識を集中させればよいのです。 ![]() ヨガアーサナの練習は、良い効果を出すためにといって、複雑である必要はありません。もっともシンプルな形で心とからだに挑むポーズこそがパワフルな効果をもたらすポーズであることが少なからずあるのです。 Utkatasanaウトゥカタアーサナ(椅子のポーズ)もそうしたポーズの1つです。一見簡単かもしれませんが、このシンプルさこそがこのポーズの真骨頂です。このポーズは足から腕にかけての筋肉を働かせ、同時に終始自分の心を征服していなければなりません。じっと動かずに15〜20呼吸ポーズをホールドします。そこで、動きたいという心の欲求、この挑戦から逃げ出したい衝動、これじゃなくてもっと派手なポーズをすべきなんじゃないかという頭のおしゃべり、これらを静めるのです。「座る」過程がここまで自分を鍛えてくれるなんて誰も知らなかったでしょう? ![]() 1日中気分良く過ごしたい?それならバランスをもたらす朝食をどうぞ。 朝目が覚めたときの消化の火、agniアグニはまだ強くありません。燃え尽きたあとの燃えさしと同じで、その日1日中、しっかりした強い火を保つためには、優しくアグニに燃料をくべなければなりません。炎が安定していると、食べたもの、そして経験も楽に消化することができます。 朝食は、英語で「breakfast」つまりfast(断食)をbreak(破る)するという意味です。断食は注意深く破らなければなりません。欧米の伝統的な朝食であるベーコンとトーストと目玉焼きはかなり胃に重たく、消化もしづらい食事です。朝一でかすかに残っていたエネルイギーがこれでいっきに使い果たされ、アグニはすっかり弱まるでしょう。これがその日1日の消化の状態に影響し、その状態が続けばバランスの乱れが生まれ、やがては病気を引き起こすでしょう。1日の初めには、シンプルで滋養溢れる食事を選んでください。今日はHale Puleで人気の朝食の1つ、蒸しバナナをご紹介します。 |
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12 月 2019
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