マイラ・リューインより ![]() かつて私はカーレースをしていて、車の修理も自分で行なっていました。私が14歳の頃、テネシー州の東部にいた頃のことです。その頃は多くの時間をガレージでメカニックと一緒に過ごし、丘陵を車で駆け抜けていました。そして車輪の間、車の幌の下に座っていると自由を感じられる気がしました。カーブに迫りながら運転し、集団の先頭を走るなどと言ったアクションの一部になることが好きだったのです。私は小さくて、若く、かなり向こう見ずで、明らかにかなり男性的なエネルギーに通じていました。 大人になってからも、私は会社という社会の中で男性的な質を頼りにしていました。駆り立てられるように働き、決断力がありました。私は、締め切りよりも前倒ししてプロジェクトを終らせることが好きでした(まるでレースで競うのが好きだったように!と言えるでしょう)。自分自身を追い込み過ぎ、急がせ過ぎていました。何かを証明しなければならない、と強く感じていました。 そのように男性的なエネルギーを使い過ぎていたときには、自分が行きたいと思ったところには辿り着けませんでした。それどころか身体を壊して病気になりました。長い間このブログを読み続けてくれているあなたなら、私が30歳の時に慢性関節リウマチと診断されたことを知っていると思います。医者からは治らないと告げられ、他に解決策を探すしかありませんでした。バランスの取れた状態を見つけるために、していたことを変えなければなりませんでした。そうして、私はヨガとアーユルヴェーダに導かれたのです。
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ハレプレのヨガ・インストラクター養成コース RYT200(ヨガ・ティーチャートレーニング)と、アーユルヴェーダ・シェフトレーニングを修了したKaoriさんに、過去のお酒との関係や経験、ヨガと出会ってからの暮らしの変化などについて書いていただきました。また、Kaoriさんにシェフトレーニングについてお話を聞いた、ゲストインタビュー記事はこちら(#1と#2)から。 お酒の経験と私の暮らし![]() この頃の記憶に考えを巡らせてこのブログを綴るのは、改めて自身の経験と変化を認識して受容する良い機会となりました。 当時のことを包み隠さずお話しすると、私にはお酒を飲まずにいられない時期がありました。それは20歳からの約1年間のことです。仕事をし、夜は毎日のようにお酒を飲み、食べたいものを食べたいだけ食べていました。時々飲む予定がない日でも、心は無性にそのシチュエーションを欲していました。私は特にお酒の“味が好き”でもないのに、強く求めていました。当時の私には、好きで始めてやりがいのある仕事がありました。それなのに…です。お酒を飲むことが習慣化し、気づけば仕事とお酒の場を往復するような生活になっていました。そのうちに朝目覚めたときの空虚感に耐えれず、早く夜にならないかと思う日もありました。夕方から夜になると、なんだか元気が湧いてきて、なんでも楽しく感じられるような高揚感があったのです。その頃の私の心は、いつも枯渇した状態と欲求を開放したい状態の間をさまよっていました。 そんな状態を続けていると当然、心も体も健全に機能しなくなりました。いつも肌荒れや口内炎、便秘があり、ヘルペスや結膜炎も度々起こりました。一年を通して風邪気味の状態が続き、声はいつもカサカサしていました。夜は中々寝付けないのに、朝はすっと目が覚め、昼間はずっと眠たくて食後の眠気には耐えられないほどでした。6ヵ月間で8kg体重が増えました。やがて耳鳴りも日常的に起こるようになりました。人生でこれほどの“異常事態”は、初めてのことだったにも関わらず、自分ではそのことをきちんと認識していませんでした。これくらい何とかなる、ちょっと休めば元気になる、くらいに思っていました。一日に何本も栄養ドリンクを飲んでは、その場を勢いで乗りきるように仕事をし、夜にお酒を飲んで元気になる、そしてまた寝不足で朝を迎える…そのような生活を約半年ほど続けていました。 ![]() 秋は楽しい季節です。豊かで温かな色、清々しい空気に包まれ、外出するのが本当に楽しくなり、自然の成長を体験することができます。「仕事に取り掛からなくてはならない」という強制を感じるときこそ、私たちが生活の中で起こしたい変化を作り出すための努力をする時なのです。 秋はヴァータの季節でもあります。風が支配し、風が動きや変化のエネルギーを運んできます。しかしながら、私たちはこのエネルギーに夢中になりすぎてしまうことがあります。ゴールに向かうための努力として、たくさんの時間を画面の前で過ごしたり、マルチタスクをするために注意を撒き散らしたりしてしまうことがあるでしょう。過剰な精神の活動は、自然の中に見られる変化の推進力と対になるもので、ヴァータドーシャの増悪や調和の乱れを引き起こす傾向にあります。私たちが心配していたり、眠れなかったり、忘れっぽかったりしているときには、ヴァータドーシャをケアすることが必要です。 ヴァータドーシャを調和のとれた状態に戻すためには、ヴァータの軽くて乾いた質と反対の質を持つ調理した温かい食事で、均衡を取るのが素晴らしい方法となります。 暖かなセータに身を包み、地元のファーマーズマーケットや直売所などで滋養のある、グラウディングした生産物を見つけることをお勧めします。新鮮なかぼちゃと人参を選んでください。これらは両方とも、甘味、ラサrasaの質を持っています。甘味のある野菜は、オーグメンティングで、滋養をもたらして体の組織を作り、この変化の季節に安定とグラウンディングの気持ちをもたらしてくれます。 |
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12 月 2019
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