マイラ・リューインより ![]() 夏の時期には、緊張が高まり、気性が上り、忍耐力が低下します。これらはピッタ・ドーシャが過剰なときに出やすい数多いサインのほんの一部です。しかしながら、私たちのゴールが心と体のバランスを取ることであるならば、ピッタが他のドーシャと同じようにポジティブな用途でも役に立つことを覚えておくことは大事なことです。 ドーシャのネガティブな側面ばかりを見ていると、私たちが進むべき方向を見失ってしまうでしょう。私が600時間のアーユルヴェーダ・ヘルスカウンセラー資格取得プログラムのドーシャのレッスンを書いたときに、ヴァータとピッタとカファが整ったときの多くのポジティブな面を紹介しているのは、そのためです。ピッタについて、バランスの取れている状態と、バランスが乱れている状態の両方について話すことができると、人生がバランスの取れた状態になったときに、どのように感じるかを認識しやすくなり、そこから離れていったときには、その物事がひっくり返るということがわかりやすくなるでしょう。
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![]() 少し調べれば、たくさんのアーユルヴェーダのレシピやアーユルヴェーダのレシピ本、アーユルヴェーダのシェフを見つけることができるでしょう。でも”アーユルヴェーダ料理”というものを見つけることは決してないでしょう。それはアーユルヴェーダが単なる料理の方法だけではなく、自然のリズムというレンズを通した食べ物や人生の見方でもあるからです。 自然は絶えず変化しています。あなたが例えば家の周りで何が起きているかを注意深く見てみれば、1日として同じ日がないことに気がつくでしょう。あなたの心と体は自然の反射ですから、同じようにいつも変化しています。実際に、サンスクリット語の体を表す言葉”sharira”は、”常に変化するもの”と訳されます。 アーユルヴェーダのシェフになるということは、自然の導きに従うということです。あなたは、ドーシャバランスや、アグニの状態、季節の旬のものや環境の変化に基づいて、柔軟な態度で料理することを学ぶのです。 ![]() アーユルヴェーダは私たちに自身のヒーラーになる機会を与えてくれます。この役割へ踏み込むことは長い旅路です。私たちの心と体の独特な機能を学ぶというコミットメントが要求されます。 ドーシャ(ヴァータ、ピッタ、カファ)は、アーユルヴェーダの提案する、なぜそのように感じ、行動し、見ているのかを内側に入って理解するための基本的なツールです。ドーシャはあなたの心と体を理解する上でとても重要ですが、よく単純化されすぎたり、誤解されたりしています。 ドーシャクイズの先に 初めてアーユルヴェーダを経験するときには、大概の場合ドーシャクイズを受けることが多いでしょう。その結果には通常、あなたのドーシャが避けた方がよい食べ物や行動(もしくは買う物)のリストが付いています。でも、そういった白と黒に分けたリストを基にして生活することは、アーユルヴェーダが教えているのとは全く正反対のことです。
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12 月 2019
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