ハレプレのヨガ・インストラクター養成コース RYT200(ヨガ・ティーチャートレーニング)と、アーユルヴェーダ・シェフトレーニングを修了したKaoriさんに、過去のお酒との関係や経験、ヨガと出会ってからの暮らしの変化などについて書いていただきました。また、Kaoriさんにシェフトレーニングについてお話を聞いた、ゲストインタビュー記事はこちら(#1と#2)から。 お酒の経験と私の暮らし![]() この頃の記憶に考えを巡らせてこのブログを綴るのは、改めて自身の経験と変化を認識して受容する良い機会となりました。 当時のことを包み隠さずお話しすると、私にはお酒を飲まずにいられない時期がありました。それは20歳からの約1年間のことです。仕事をし、夜は毎日のようにお酒を飲み、食べたいものを食べたいだけ食べていました。時々飲む予定がない日でも、心は無性にそのシチュエーションを欲していました。私は特にお酒の“味が好き”でもないのに、強く求めていました。当時の私には、好きで始めてやりがいのある仕事がありました。それなのに…です。お酒を飲むことが習慣化し、気づけば仕事とお酒の場を往復するような生活になっていました。そのうちに朝目覚めたときの空虚感に耐えれず、早く夜にならないかと思う日もありました。夕方から夜になると、なんだか元気が湧いてきて、なんでも楽しく感じられるような高揚感があったのです。その頃の私の心は、いつも枯渇した状態と欲求を開放したい状態の間をさまよっていました。 そんな状態を続けていると当然、心も体も健全に機能しなくなりました。いつも肌荒れや口内炎、便秘があり、ヘルペスや結膜炎も度々起こりました。一年を通して風邪気味の状態が続き、声はいつもカサカサしていました。夜は中々寝付けないのに、朝はすっと目が覚め、昼間はずっと眠たくて食後の眠気には耐えられないほどでした。6ヵ月間で8kg体重が増えました。やがて耳鳴りも日常的に起こるようになりました。人生でこれほどの“異常事態”は、初めてのことだったにも関わらず、自分ではそのことをきちんと認識していませんでした。これくらい何とかなる、ちょっと休めば元気になる、くらいに思っていました。一日に何本も栄養ドリンクを飲んでは、その場を勢いで乗りきるように仕事をし、夜にお酒を飲んで元気になる、そしてまた寝不足で朝を迎える…そのような生活を約半年ほど続けていました。
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2017年に初めて行われた日本語通訳付きのアーユルヴェーダ・シェフトレーニングに参加したKaoriさんにゲストインタビューを行い、シェフトレーニング滞在中の様子(#1)やトレーニング後に起きた変化(#2)などについて話していだアーユルヴェーダ・シェフトレーニングきました。(#1と#2の2回に分けてお届けします) ![]() Q.シェフトレーニングに参加して、変化はありましたか? 変化はとても大きく、たくさんあると感じています。 まず毎日を過ごすことがより楽になったこと、体や心の不調が生じても事前に解決策を見出せるようになり、バランスの取れた状態を築けていることです。アーユルヴェーダ料理を以前よりも美味しく作れるようになったのも嬉しい変化です。キッチンに立つだけで良い気分を感じれるようになりました。 体の変化としては、滞在中に3キログラムの減量がありました。むくみやガス感の緩和で消化力が安定したからだと思います。それと以前に増して寝起きや寝つきが快調になりました。目覚ましがまったく要りません。排泄も、ヨガティーチャー・トレーニングを機にどんどん安定したリズムになっていますが、シェフトレーニング後はさらに良くなっています。また私はピッタ(火のエネルギー)が旺盛な体質で、不調時にはピッタの症状である口内炎や肌荒れを起こしやすかったのですが、肌荒れはごくたまにに減り、口内炎に関してはもう何年もなっていません。ほかにもここ最近著しく感じている変化はPMSや生理の軽さです。PMSはほとんどなく、生理そのものも軽いので期間中もとても楽に過ごせるようになって、自分でも驚いています。 心や意識の変化では、「今が一番大事」と思えるようになりました。生活のなかで1つ1つに意識を向けることで良い動機を持って経験を続けられています。それは食事だったり、家のことだったり、お料理教室でのレクチャーだったりです。アーユルヴェーダ料理の実践や生活全体を整えていくことは、これまで私には足りていなかった“受容の心”を育んでいると思います。 シェフトレーニングでは単に料理を学ぶというよりも、食べ物がもたらすもの(結果)やエネルギー(動機)を総体的に見てどのように取り入れるかを実践しました。その経験から、自分に関することや周りで起きることへもこれまでとは違った捉え方ができるようになっています。人生の方向性が良いものへと変わっていると実感できることが増えて、料理とともに人生が美味しくなっていっていると思います。 2017年に初めて行われた日本語通訳付きのアーユルヴェーダ・シェフトレーニングに参加したKaoriさんにゲストインタビューを行い、シェフトレーニング滞在中の様子(#1)やトレーニング後に起きた変化(#2)などを教えていだきました。(#1と#2の2回に分けてお届けします。) アーユルヴェーダ・シェフトレーニングについて![]() Q.ハレプレやマイラとの出会いは? 自分の生きる力を試したい、そんな想いが始まりでした。 2016年、ヨガを本格的に学びたいと海外留学を考えたとき、検索して一番に目についたのがハレプレのヨガ・インストラクター養成講座(ヨガティーチャー・トレーニング)でした。ほかのコースも見てはみましたが、ヨガの形態だけでなくアーユルヴェーダもあわせてホリスティック(総体的)に学べそうなところや、指導者であるマイラ・リューイン本人がヨガとアーユルヴェーダを取り入れた人生を歩む実践者であることが魅力でした。“本質的な実践についてを本人から直接的に学べる”、これがハレプレのティーチャー・トレーニングを選んだ理由でした。 カウアイ島に着いて初めてマイラに会ったとき、「Welcome(ようこそ)」とやわらかい声をかけられてとても安心した気持ちになったのを今もはっきりと覚えています。 「よし、ヨガを学ぶぞ!」と意気込んでた力みがそこで緩みました。そうか、ここでは頑張るんじゃなくて受け入れるんだと感じました。この一瞬でマイラのあたたかさを感じて「来るべくして来たんだな」と思えました。 ![]() 私は2018年4月より、東京・中野坂上でアーユルヴェーダカフェを運営しています。 前職は全く違う仕事をしており、「食」に関わる仕事をすることになるとは思っていませんでした。 私たちはなぜ食事を気にするのでしょう? 突飛な例ですが、文学や絵画、音楽のような芸術はなくても生きていけるかもしれませんが、なければ人生を彩りのないものにし、逆にあれば人生がより豊かになります。私はアーユルヴェーダの食事法を学ぶ中で、「食」もこの芸術の一つと感じるようになりました。意識的でない食事を続けても死にません(結果的に死を早めるとしても)が、意識的な食事は体の健やかさと心の美しさをもたらしてくれます。 でも極端な食へのこだわりや厳格なルールは、頑固な印象を与え、人との付き合いを難しくするかもしれません。これは私がよく感じることです。「分かってくれる人にだけ分かってもらえればいいわ」という態度だと、個人としては閉鎖的になり、お店としては営業が成り立ちません。どうしたら、まだ多くの人にとって馴染みのないアーユルヴェーダの食事をうまく伝えていけるのか? アーユルヴェーダカフェを運営しているといろいろなことを考えさせられます。 今回は、アーユルヴェーダカフェを運営する中で私自身が感じたこと、お客様の反応、Hale Puleの料理についてお伝えします。 ![]() バナナ・フォスター(※バナナに砂糖をかけてバターでソテーしてからラム酒などでフランベし、シナモンなどをかけバニラアイスを添えたデザート)。こうしてその名前をタイプするだけでもよだれが出て、気持ちが高ぶってしまうような、甘い思い出です。 子供の頃、家族と一緒にみんなでおしゃれをしてディナーを食べに出かけました。その夜のテーブルの横では、バナナフォスターが火をつける用意をされていました。 親愛なる友人、フランキー(悲しいことにこの世を去ってしまいました)は、私が20代の頃に催したパーティーでこの華々しく豪華なバナナ・フォスターを作ってくれました。 でも、今は静かなアシュラムで夜明け前の・・・ちょっと待って、な、何?? ![]() 私にとって砂糖は、しばしば強い感情と結びついています。私は、自分が幸せや悲しい、寂しい、つながっていない、疲れている、お腹が空いている、喉が乾いている、心配事がある、コントロールが効かない、不当に扱われている、落ち着かない、興奮していると感じているとき、砂糖を食べてきました。私は常にキャンディ(飴、キャラメル、チョコレートなど)を1かけ食べるに値する理由を見つけて、ほとんどの場合にはノーと言う強さを持っていませんでした。砂糖は、いつでもそこにいて、今自分に起きてることから目をそらす必要があるときには、とても信頼できる友人でした。そう聞くと、少し中毒にかかってるようにも聞こえませんか? この冬、この関係の私にとってのネガティブな影響が、痛々しいほどに明らかになりました。クリスマスの時期にたくさんの砂糖を食べた後で、私の肌は荒れ、常に疲れていて、うまく消化できなくなってしまいました。私はそれでもプレゼントされた時などには、スウィーツを食べるのをやめられませんでした。そして私の妹がこの春、砂糖のデトックスを始めると聞いて、私もそのアイデアに飛びつきました。 ゲストブロガーとしてakiさんをお迎えし、3回の連載(およそ月1回ペース)で彼女のアーユルヴェーダとヨガの経験や実践をシェアしていただきます。今回は2回目の投稿です。ぜひ、お読みください。※akiさんの1回目のゲストブログはこちらから。 ![]() 私は大学卒業後約5年間、酒類・飲料メーカーで勤務し、現在は東京(中野坂上)でアーユルヴェーダカフェを運営するほか、ヨガやアーユルヴェーダに関わる仕事をしています。 ヨガは2014年から、アーユルヴェーダは2017年から本格的に学んでおり、現在もHale Puleのアーユルヴェーダ・ヘルスカウンセラー(AHC)プログラムを受講しています。 まだまだ、AHCのレッスン1「アーユルヴェーダ入門講座」を終えた段階ではありますが、今回は、AHCを通じて感じたこと、生活や行動、心身の変化についてお伝えします。 AHCの受講理由 前回のブログで、私がマイラに出会ってからの変化をお伝えしました。私はそれまで、病名をつけられるほどの心身の問題はありませんでしたが、オージャスに溢れた人間とはいえず、アーユルヴェーダ的には健康ではありませんでした。それが、少しずつ良くなってきたという変化です。
そのことがとても嬉しかったので、「今度は自分が人に良い変化をもたらしたい」「マイラのようなヒーラーになりたい」と希望するようになりました。そこで、2017年10月からAHCの受講を始めました。 ![]() 私は以前キッチンで触るすべてのものを焦がしていました。当時、私のヴァータ/ピッタの気質はバランスが取れた状態とは程遠く、料理しているときにどのくらい調理すれば食べられる状態になるかということに注意を向け続けることがほとんどできませんでした。何度も悲劇を繰り返し、私は祖母の料理の素晴らしい腕前を引き継いでいないんじゃないかと疑問に思い始めるほどでした。ただ食べ物と料理に対してはずっと大きな情熱を持っていたので、いつの日か変わるときが来ると思って、そんな実験のようなことを続けていました。 そして遂に本気で、キッチンで心地よくいたいと思い、意識的な決断をしました。外食をやめ、材料を買ってきて自分の興味を刺激してくれるいろんな料理のレシピを探しました。しばらくの間は料理に不器用なままでしたが、本当に少しずつではありますが正しい方向に前進し始めました。徐々にキッチンにいるのが心地よくなりましたが、数ヶ月も経つと本当に料理が上手くなるには自分だけでは手に負えないと気がつきました。 この度、ゲストブロガーとしてakiさんをお迎えし、3回の連載(およそ月1回ペース)で彼女のアーユルヴェーダとヨガの経験や実践をシェアしていただきます。ぜひ、お読みください。 ![]() はじめまして、akiです。 私は今、Hale Puleのアーユルヴェーダ・ヘルスカウンセリングプログラムを受講し、アーユルヴェーダを日常の中に少しずつ取り入れています。ヨガとアーユルヴェーダの学びの過程を、このブログを通してお伝えし、みなさまに興味を持っていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。 ヨガとの出会い 私がヨガを始めたのは2014年の夏、きっかけは「ホットヨガに行ったらお肌つるつるになった!」という同僚からの口コミです。
当時、趣味の登山とボルダリングを楽しんでいた反面、慢性的な筋肉疲労を感じており、便秘にも悩んでいたので、少しでも緩和したいという気持ちがありました。ホットヨガは賛否両論あるようですが、私は純粋に楽しくて毎日のように通いました。姉から「痩せたし、脚のラインもスッキリしたね!」という嬉しい言葉をもらってからは、ますます好きになりました! ヨガを始めて2年くらい経った頃、私は自己練習の質を向上させようと、ヨガのスクールに通い、RYT200を取得しました。私にとってヨガをする時間は「自分を大切にできている」と思える大切な時間です。 |
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