執筆:マイラ・リューイン ヴィーガンでもアーユルヴェーダを実践することはできますか?
はい! アーユルヴェーダはあなたが人生で居るところであなたに出会います。 アーユルヴェーダでは、自分に合った癒しのアプローチを維持しながら、あなたが利益を経験できるように、ほとんどの状況に適用できる原則を使います。 それでも、 アーユルヴェーダの観点から、乳製品の価値を今月のアヒンサ(非暴力)の議論の一部として検討することは価値があると思います。ギー、ミルク、バターミルクはアーユルヴェーダの癒しに広く推奨されています。そしてこれらの製品を私の食事に取り入れることで私の人生は一変しました。 完全菜食主義の食事をとることには多くの理由があります。産業農業のプロセスによって動物にもたらされる危害を正当に心配している人もいますし、 乳製品は単にそれらが気分を良くさせないと感じている人もいます。私は20年近くビーガンでした。 乳製品の消化に苦労し、特に好きでもありませんでした。それに私の体がそれを必要としているとは思いませんでした。 だから私はヴィーガンでした、そして硬い体でした。とても硬い、たとえ私が定期的にアーサナを練習していたのにも関わらず。私のヨガの練習は、パタビジョイスのもとで勉強するためにインドへ導きました。 これは身体的に激しい経験でした。私は何人かの仲間の生徒に私の体の硬さについて不平を言っていました、すると、彼らは私が食事にギーを取り入れる必要があることを提案しました。当時、インドのそこでは簡単な菜食料理を出し、食べ物に追加するための暖かいギーの入った小鍋が添えられていました。それで、次回ギーの小鍋が私のところに回ってきた時、試してみたのです。そして1週間以内に私は顕著な違いを感じました。それから、私はギーがどのようにアーユルヴェーダの食事療法の基本的な部分になっているかについて学びました。ギーは体組織に栄養を与え、関節に潤いを与え、消化の火をつけます。これが私のアーユルヴェーダへの興味が本当に上がった時です。 時間が経つにつれて、私は心と体の両方に素晴らしい変化を経験しました。ヴァータが緩和され、私の心が柔らかくなり、話し方まで優しくなりました。体がより柔軟になったので体の痛みを感じることが減りました。消化力は著しく向上しました。
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年末年始は飛行機に乗る予定ですか?
長距離を高速で旅行できることは有難いことですが、この移動に対抗することをしなければ、飛行機での旅行は私たちの体のシステムにバランスの乱れをもたらします。 アーユルヴェーダは飛行機の登場より数千年も先行しているものの、アーユルヴェーダ療法の原則は飛行機での旅行から影響を受けた体の回復にも確実に当てはめられるのです。 五大元素(要素)、性質、doshasドーシャ(3つの生命力エネルギー)を単純に考えてみる必要があります。 ![]() 秋は楽しい季節です。豊かで温かな色、清々しい空気に包まれ、外出するのが本当に楽しくなり、自然の成長を体験することができます。「仕事に取り掛からなくてはならない」という強制を感じるときこそ、私たちが生活の中で起こしたい変化を作り出すための努力をする時なのです。 秋はヴァータの季節でもあります。風が支配し、風が動きや変化のエネルギーを運んできます。しかしながら、私たちはこのエネルギーに夢中になりすぎてしまうことがあります。ゴールに向かうための努力として、たくさんの時間を画面の前で過ごしたり、マルチタスクをするために注意を撒き散らしたりしてしまうことがあるでしょう。過剰な精神の活動は、自然の中に見られる変化の推進力と対になるもので、ヴァータドーシャの増悪や調和の乱れを引き起こす傾向にあります。私たちが心配していたり、眠れなかったり、忘れっぽかったりしているときには、ヴァータドーシャをケアすることが必要です。 ヴァータドーシャを調和のとれた状態に戻すためには、ヴァータの軽くて乾いた質と反対の質を持つ調理した温かい食事で、均衡を取るのが素晴らしい方法となります。 暖かなセータに身を包み、地元のファーマーズマーケットや直売所などで滋養のある、グラウディングした生産物を見つけることをお勧めします。新鮮なかぼちゃと人参を選んでください。これらは両方とも、甘味、ラサrasaの質を持っています。甘味のある野菜は、オーグメンティングで、滋養をもたらして体の組織を作り、この変化の季節に安定とグラウンディングの気持ちをもたらしてくれます。 マイラ・リューインより ![]() 夏の時期には、緊張が高まり、気性が上り、忍耐力が低下します。これらはピッタ・ドーシャが過剰なときに出やすい数多いサインのほんの一部です。しかしながら、私たちのゴールが心と体のバランスを取ることであるならば、ピッタが他のドーシャと同じようにポジティブな用途でも役に立つことを覚えておくことは大事なことです。 ドーシャのネガティブな側面ばかりを見ていると、私たちが進むべき方向を見失ってしまうでしょう。私が600時間のアーユルヴェーダ・ヘルスカウンセラー資格取得プログラムのドーシャのレッスンを書いたときに、ヴァータとピッタとカファが整ったときの多くのポジティブな面を紹介しているのは、そのためです。ピッタについて、バランスの取れている状態と、バランスが乱れている状態の両方について話すことができると、人生がバランスの取れた状態になったときに、どのように感じるかを認識しやすくなり、そこから離れていったときには、その物事がひっくり返るということがわかりやすくなるでしょう。 ![]() 少し調べれば、たくさんのアーユルヴェーダのレシピやアーユルヴェーダのレシピ本、アーユルヴェーダのシェフを見つけることができるでしょう。でも”アーユルヴェーダ料理”というものを見つけることは決してないでしょう。それはアーユルヴェーダが単なる料理の方法だけではなく、自然のリズムというレンズを通した食べ物や人生の見方でもあるからです。 自然は絶えず変化しています。あなたが例えば家の周りで何が起きているかを注意深く見てみれば、1日として同じ日がないことに気がつくでしょう。あなたの心と体は自然の反射ですから、同じようにいつも変化しています。実際に、サンスクリット語の体を表す言葉”sharira”は、”常に変化するもの”と訳されます。 アーユルヴェーダのシェフになるということは、自然の導きに従うということです。あなたは、ドーシャバランスや、アグニの状態、季節の旬のものや環境の変化に基づいて、柔軟な態度で料理することを学ぶのです。 ![]() アーユルヴェーダは私たちに自身のヒーラーになる機会を与えてくれます。この役割へ踏み込むことは長い旅路です。私たちの心と体の独特な機能を学ぶというコミットメントが要求されます。 ドーシャ(ヴァータ、ピッタ、カファ)は、アーユルヴェーダの提案する、なぜそのように感じ、行動し、見ているのかを内側に入って理解するための基本的なツールです。ドーシャはあなたの心と体を理解する上でとても重要ですが、よく単純化されすぎたり、誤解されたりしています。 ドーシャクイズの先に 初めてアーユルヴェーダを経験するときには、大概の場合ドーシャクイズを受けることが多いでしょう。その結果には通常、あなたのドーシャが避けた方がよい食べ物や行動(もしくは買う物)のリストが付いています。でも、そういった白と黒に分けたリストを基にして生活することは、アーユルヴェーダが教えているのとは全く正反対のことです。
![]() 日常の一環であなたがしていること、それら全てがあなたの人生のあらゆる要素に影響します。つまり、何を口に入れるか、何を娯楽として行うか、どんな人たちと一緒に過ごすか、これらの選択にはきちんと結果が伴う、ということです。だからこそ、今の自分のフィーリングを変えたいなら、結果を伴う行動をホリスティック(全的)な目線でしっかりと見つめなければなりません。 全てが重要だと理解しても、そのことに圧倒される必要はありません。これを知ることで真の健康に到達する道具があなたの手に入るわけですから、むしろ元気になれる情報です。大事なのは、より良き健康へは一度に一歩ずつ踏み出さねばならない、ということ。全体的な健康を向上させたいなら、まずはヴァータ・ドーシャの鎮静から手がけるのが賢明です。 ![]() アーユルヴェーダとヨガの実践は手から手へと伝えられ現代まで受け継がれてきました。食生活や生き方、自分を取り巻く環境を変えれば、それには変化が伴います。3つのドーシャがどのように私たちのからだに作用するかを理解する。これが、結果として生まれる変化に波長を合わせるのに役立ちます。この情報の本来の役割は、アーサナを始めとするヨガの実践においてあなたを導くことであり、そのおかげであなたはマットの上でもマットを降りてからも最高の自分を感じることができるのです。 実は現代ヨガアーサナのクラスもヴァータ・ドーシャのバランスの乱れの原因となっている、と知ったらあなたは驚くかもしれませんね。エクササイズ目的で構成されるクラスは速いペースで進みますが、これがヴァータの動きと軽さの性質を助長している、というわけなのです。サットヴァの質を帯びた練習を自宅で行う方がよっぽどヴァータ鎮静には効果的ですし、ヨガが本来育む「つながり」がよりはっきりと感じられるでしょう。 ![]() 生涯健康でいたいなら、ヴァータ・ドーシャを味方につけなさい。 ドーシャとはすなわち3種の生命力のことであり、これらは、いかに私たちの健康や健やかさが内的そして外的要因によって左右されるのかを理解するのに役立ちます。私たちは皆、3つのドーシャすべてをあわせ持っていますが、その割合には個人差があります。私たちが内包するドーシャは、3つのうちのどれでも常にバランスが乱れる可能性がありますが、中でも一番乱れやすいのは、自分の持っている分量の最も多いドーシャです。バランスの乱れという観点から自分の傾向が理解できれば、あとは乱れを引き起こす原因を避け、一番調子が良く感じられるものに意識を集中させればよいのです。 ![]() アビヤンガはセルフケアでできる鎮静とヒーリングのためのオイル塗布で、グラウンディングとヴァータドーシャのバランスを整える効果があります。神経系を深いレベルで静め、筋肉と皮膚に浸透するオイル、そして手のタッチのヒーリング効果で、毒素の排出を助けます。 オーガニック未精製生オイルのみを使用してください。オイルの性質が人間の最大の内臓である皮膚にダイレクトに影響を及ぼします。ごま油は寒い季節や過剰なヴァータの鎮静にぴったりです。ココナツオイルは暖かい季節やピッタドーシャの熱を冷ますのに最適です。カファは軽めのひまわり油のようなオイルをお試しください。ハーブをオイルに漬けて成分を抽出したインフューズドオイルならハーブの力を借りたアビヤンガができます。 |
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12 月 2019
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