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ゲストブログ「お酒の経験と私の暮らし」(Kaoriさんより)

10/21/2018

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ハレプレのヨガ・インストラクター養成コース RYT200(ヨガ・ティーチャートレーニング)と、アーユルヴェーダ・シェフトレーニングを修了したKaoriさんに、過去のお酒との関係や経験、ヨガと出会ってからの暮らしの変化などについて書いていただきました。また、Kaoriさんにシェフトレーニングについてお話を聞いた、ゲストインタビュー記事はこちら(#1と#2)から。

お酒の経験と私の暮らし

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この頃の記憶に考えを巡らせてこのブログを綴るのは、改めて自身の経験と変化を認識して受容する良い機会となりました。

当時のことを包み隠さずお話しすると、私にはお酒を飲まずにいられない時期がありました。それは20歳からの約1年間のことです。仕事をし、夜は毎日のようにお酒を飲み、食べたいものを食べたいだけ食べていました。時々飲む予定がない日でも、心は無性にそのシチュエーションを欲していました。私は特にお酒の“味が好き”でもないのに、強く求めていました。当時の私には、好きで始めてやりがいのある仕事がありました。それなのに…です。お酒を飲むことが習慣化し、気づけば仕事とお酒の場を往復するような生活になっていました。そのうちに朝目覚めたときの空虚感に耐えれず、早く夜にならないかと思う日もありました。夕方から夜になると、なんだか元気が湧いてきて、なんでも楽しく感じられるような高揚感があったのです。その頃の私の心は、いつも枯渇した状態と欲求を開放したい状態の間をさまよっていました。

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そんな状態を続けていると当然、心も体も健全に機能しなくなりました。いつも肌荒れや口内炎、便秘があり、ヘルペスや結膜炎も度々起こりました。一年を通して風邪気味の状態が続き、声はいつもカサカサしていました。夜は中々寝付けないのに、朝はすっと目が覚め、昼間はずっと眠たくて食後の眠気には耐えられないほどでした。6ヵ月間で8kg体重が増えました。やがて耳鳴りも日常的に起こるようになりました。人生でこれほどの“異常事態”は、初めてのことだったにも関わらず、自分ではそのことをきちんと認識していませんでした。これくらい何とかなる、ちょっと休めば元気になる、くらいに思っていました。一日に何本も栄養ドリンクを飲んでは、その場を勢いで乗りきるように仕事をし、夜にお酒を飲んで元気になる、そしてまた寝不足で朝を迎える…そのような生活を約半年ほど続けていました。

やってきた結果

毎日お酒を飲んで暴食し、睡眠不足の毎日を過ごす…そんな負の習慣によってもたらされた結果は、体と心の不健康だけではありませんでした。同時に、人間関係や仕事上の立場においても、あらゆるものが崩れていました。当時は、“親密な信頼関係”も“人生でコミットする力”もすっかり見失っていたのだと思います。自分が好きで始めた仕事であったにも関わらず、恥ずかしながら、私はそこに100%意識を向けて存在することができず、関わりのある人たちに、心配と迷惑ばかりをかけていました。身近な友人でさえも、私にがっかりしていたと思います。心のどこかで“このままではいけない”と思いつつも、心と体が固執して、身動きが取れずにいました。考える力も、感じる力も鈍り、ただまた古い習慣に戻ってしまうばかりでした。それでも当時、やさしく見守り、𠮟咤激励してくれた人たちの愛なしに、今の私はありません。見兼ねた職場の人や友人が、直接言葉をかけてくれたことがありました。体も心もめちゃくちゃになっていた時期でしたが、それが厳しくも愛であることは分かりました。

お酒は“愛”ではない

自分の不甲斐なさ、喪失感と罪悪感に苛まれ続けたある日、それまで浮かんでは消えていた一つの考えをもう離すまいと決めました。それは、見失っていたものをしっかり取り戻すこと、ひいては情熱を注げる仕事に真正面から向き合うこと、どのような人間関係においても自分で責任を持つことです。21歳を過ぎた頃から、自分の生活すべてを丁寧に見つめ直す日々にシフトしました。同じ過ちを繰り返すのは、もう十分でした。これからは自分の人生で起きる経験と感情を、もっと生産的に生かしたいと思いました。自分が“機能しない状態”になって、周りの人たちを困惑させ、悲しませることは本望でないと、やっと目を覚ましたのです。傷つけた人たちに償いたいという思いもありました。背を向けてしまったたくさんの愛に、今度はきちんと自分から向き合おうと思いました。

​お酒を飲む場へ行くことも減り、生活全体が段々と落ち着いていきました。早起きが定着して朝が大好きになり、夜は早く帰宅するのが鉄則になって、家でゆっくり本を読んだり、散歩などをして過ごすようになりました。この変化は、当時の私にとってはとても大きな一歩でした。一つが変わると、二つ三つと他のことも変わっていきました。お酒や暴食ですっかり膨らんだ体も萎み始め、仕事も人間関係もとてもうまくいき始めました。これまで知らなかった分野の勉強をしたり、1人で行ったことのない場所へ出向いたりしました。仕事でも休日でも、何をしても新鮮で楽しく感じられました。喜びも生きがいも、それまでの日々の何倍も感じられました。それまでは人に迷惑と心配ばかりかけていたのに、人に喜んでもらえることが増えて、本当に生き返ったような感覚でした。お酒をたくさん飲んでいた時期よりも、明らかに愛のある日々でした。この頃にヨガとの出逢いもありました。
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最後にお酒を飲んだ日

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27歳になる年、2016年の8月。このとき以来、私は今日まで一滴もお酒を飲んでいません。この時、ハワイ・カウアイ島へのヨガ留学(マイラのヨガ・ティーチャートレーニング)を控えてました。特記事項に「2週間前からアルコール、カフェイン、肉、魚などの摂取を控えるように」と記載があったので、その通りに従いました。ただ、そのときは“ヨガをきちんと学ぶために、お酒は事前に抜くべきなんだな”くらいの認識で、トレーニンがが終わればまたいつか飲むだろうと思っていました。しかしながら結果として“お酒を飲むこと”は、そのまま私の人生から去っていきました。






お酒を飲まなくなってわかること

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留学前からほとんどお酒は飲まなくなっていましたが、ヨガ・ティーチャートレーニングの際に、初めて一か月以上のノンアルコール期間を過ごしました。滞在中は、お酒だけでなくカフェインや白砂糖、過剰な塩など、本来の人体の機能を抑制するあらゆる有害なものを排除した生活を送り、体と心が深いところから回復していくのを実感しました。そして、これは”ほんの始まりに過ぎない”、私の体はきっとまだまだ元気になるだろうと感じ、暮らしの中でやめるべきことが明確に分かるようになりました。実は「新たな手法をたくさん試すよりも、これまでの古い習慣を手放して改善することの方が、健康にとって重要である」とトレーニング中にマイラに教えられ、とても腑に落ちました。私の場合は、お酒を飲むことの他にも、毎日のように間食することや、冷たい豆乳を飲むことも、“健康を損なわせる”と分かったので、これらのことをやめることから始めました。トレーニング修了後も、お酒を飲むことは案外葛藤もなくやめられました。様々な学びと実践のツールを通して、飲む必要性を全く感じなくなっていたのです。

​毎日のようにお酒を飲んでいた頃は、考えたこともありませんでしたが、今振り返れば、どうしてそのような習慣に身を置いていたのかが分かります。当時の私は、自分のケアや修養よりも、行き当たりばったりの付き合いに勤しんでいました。そのような場で起こる出来事は、予想もつかない、劇的で楽しい展開ばかりです。盛り上がりたい、楽しみたい、誰かとそれを共有したい、という欲求でいっぱいでした。そこで自分の気分を高ぶらせるためにお酒を飲んでいました。そのようにして誰かと交流することで、自分の内側を埋めようと必死だったのだと思います。またお酒を飲めば、脳や体に刺激がいき渡り、マヒして、なんでも心地よく感じられました。自分がとても元気になるような感覚さえありました。その間は何も我慢しなくていいので、感情のすべてを放出しっぱなし、溜め込んでいたものはすべて一時的に忘れられました。言うなれば、お酒の力を借りて、物事や感情を一気に感じて、吹き飛ばしてしまいたかったのだと思います。私は、お酒の持つ依存性や中毒性に、最も大切なはずの自分自身を明け渡してしまっていたのです。

お酒を飲まない、現在の暮らし

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病気の苦しみは、病気にかかった本人にしか分からないように、健康であることの幸せも、当人にしか分からないと、私は思います。特に私は、間違いからしか学べない性分で、あの頃のような自暴自棄な経験がなければ、体と心の健康がどれほど大切かに気づけなかったと思います。今の私は、様々な人の助けを借り、ハレプレでマイラやケルシーと出逢ったおかげで、“自分にとって意識的な選択をする”という、壮大な学びを授けてもらえました。お酒を飲まなくても人生は楽しい、ということが本当の意味で分かったのです。そしてヨガやアーユルヴェーダの実践は、毎日にゆとりと愛を与えてくれます。健康と幸福は育めば育むほど拡大する、ということに、今確信を持てています。

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本当に自分の人生を生きる上で必要なのは、“自分との真の結びつき”、そう教えてくれたマイラの言葉を胸に、これからもゆっくりと進み続けたいと思います。



Kaori Tanimotoさんプロフィール
Hale Pule認定アーユルヴェーダシェフ/全米ヨガアライアンスRYT200ヨガインストラクター。2016年のヨガ留学以来、アーユルヴェーダのディナチャリヤを取り入れた生活をベースに暮らしています。現在「Ananda(アーナンダ)」を主宰し、ヨガとアーユルヴェーダの教えをもとに、「Ayurveaお料理教室」をはじめ、体の健やかさと心の幸福のためのプラクティスを開催中。

ホームページ:https://anandalife2017.com/ 
Instagram: kaori__tanimoto​

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