![]() アーサナは身体的なエクササイズの型であると、よく誤解されます。アーサナは、体を動かすと同時に心を動かすものでもあるのです。 このように心にも影響があるのは、アーサナが体の中のプラーナを動かすからです。プラーナが自由に流れるようになると、あなたが心地よいと感じるために必要な全てが整います。あなたの精神が追いかけたり争ったりするのをやめて、今の瞬間の中で心地よく休むことができるようになります。 パスチモッターナーサナ(座位の前屈のポーズ)は、あなたの体の中のプラーナを動かす良い練習になり、あなたの精神が平和を見つけることができるようになります。ただプラーナの流れの鍵となるのは、どのように練習するかです。 パスチモッターナーサナの目的は、背骨を痛めながらつま先をつかむことではありません。無理にウエストから曲げようとしたり、おしりが張ってしまうような緊張をもたらすことは、強化が必要なエリアを弱めるだけです。ケガをするかもしれませんし、プラーナは流れません。 骨盤を前に折りたたむように脚の方に前傾し、前腿の筋肉を使い後ろ腿の筋肉を緩めて伸ばします。息を吸うごとに背骨を伸ばし、息を吐くごとに体の前側を緩めます。このポーズを十分に表現することにたどり着けば、押すことも引くこともしなくなるでしょう。そこがあなたの体の中に美しさを見つけ、あなたの心を和らげてくれるミーティングポイントなのです。もしかすると神の存在をも感じることがあるかもしれません。 アーサナ・アウトライン ハレプレでは、アーサナを次の3つのポイントに分けて説明しています。その3つとは、エッセンス(本質)、ストレングス(強さ)、アンカー(錨、支え)です。これは、体のどこがグラウンディングしているか、きちんとしたアライメントのためにどの筋肉を使っているかという、ポーズの意図をシンプルに覚えるためのツールです。これらのポイントは、あなたの人生を通して持続可能な練習と最適なエネルギーの流れをサポートします。 エッセンス:穏やかに脚の後ろ側を伸ばす ストレングス:前腿と骨盤底 アンカー:坐骨 土台から作るパスチモッターナーサナ 椅子に一日中座ることに慣れている人の多くは、骨盤とつながることや骨盤から動かすことに練習が必要だと感じるでしょう。骨盤と再びつながるまでの練習に、ストラップは大変役に立ちます。忍耐強く続けましょう、最終的にはおへそが脚につき背骨は柔らかく曲がります。下にあるほかの軽減法も見てください。 ![]() 1. 脚を伸ばしてマットの上に座ります。足は腰幅に開き、足首を曲げます。お尻の肉をうしろにどかして、骨盤を前傾しやすくするために背筋を伸ばします。膝頭を自分の腰の方持ち上げるように筋肉に力を入れます。手はお尻の横に置きます。まずは背骨を伸ばして、骨盤が真っ直ぐになるようにします。 ![]() 2. 息を吐きながら、胴体全体を前に倒すために骨盤を前傾させながら動かします。足の外側を手でつかむか、ストラップを足の母趾球のあたりに回して背骨が伸ばせる位置でその両端を手でつかみます。骨盤の角度が45度以上になったら、背骨を丸めはじめます。お腹が完全に腿に乗ったら、上半身を伸ばして頭は脚の方に下ろして力を抜きます。 軽減法![]() 脚の後ろ側の伸びを助けるために、ストラップを使いましょう。同時に腰椎が伸びすぎないように気をつけましょう。少し肘が曲がる位置まで、ストラップの握る位置をずらしましょう。 ![]() 胸と肩の開きが保てていれば、足の外側を持つ代わりにつま先を持ってもいいでしょう。足の親指を手の親指と人差し指で円を作ってつかみ、ムドラーを使ってもいいでしょう ![]() もしストラップがなくて脚を伸ばすのがが辛ければ、背骨を真っ直ぐにして手をお尻の後ろにつき、骨盤を前に倒しながら手の位置を前に動かしていきます。 よくある間違い![]() 膝を曲げてしまう。脚の前側の筋肉を使って脚を真っ直ぐに保ちましょう。 ![]() 骨盤が45度になる前に背中が丸まってしまう。丸まってしまう前に、しっかりと背骨を伸ばしましょう。
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12 月 2019
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