プラーナヤマ
呼吸の大切さ
呼吸をすると血液に酸素が送り込まれます。その血が全身を巡って細胞に栄養を運びます。その結果、細胞が正しく機能し、免疫力を支え、病気を防ぐことができます。深い呼吸は私たちの健康へ大きな影響を与えているのです。 私たちのほとんどは、無意識に呼吸をしています。当たり前のように息をするだけなのです。けれど、1日のうち、ほんの数分、意識的に呼吸を深めてみてください。自分のエネルギーが劇的に増加し、体も健康になります。 |
プラーナヤマの効果:
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ナディ・ショーダナ(片鼻式呼吸法)
Nadi shodhanaナディ・ショーダナは体を走っている、熱を作る経路と熱を冷ます経路にバランスをもたらします。規則正しい代謝を助け、右脳と左脳の機能を調和させ、心を鎮めさせる呼吸法です。 方法: 背筋を伸ばして楽に座り、胸を開いて目を閉じます。 右手を上げ、人差し指と中指を折りたたみ、親指と薬指と小指は伸ばします。親指と人と差し指の間が鼻のスペースです。伸ばした指で、鉤爪のように鼻を挟みます。これをvishnu mudraヴィシュヌ・ムドラーと言います。薬指をそっと左の小鼻の上に乗せ、親指を右の小鼻の上にあてます。まずは両鼻から心地よく息を吸い、右鼻を親指で閉じて、ゆっくりと左鼻から息を吐きます。 吐く息の長さを数えてください。左鼻から息を吸いますが、その長さは吐く息の半分です(例えば、吐くときに12数える長さなら、吸う息の長さは6ですが、必要な分だけ、たっぷりと息を吸い入れます)。次に薬指で左鼻を閉じて右鼻から息を吐きます。手はそのままで、吐く息の半分の長さで息を吸います。これが1ラウンドです。 まずは10ラウンドから始めましょう。左手の親指で指節に触れながら、ラウンド数を数えていきます。途中で忘れてしまったら、自分に向かってクスクス笑い、また最初から始めましょう。 呼吸は終始できる限りゆっくりと、滑らかに、心地よく行います。 mula bandhaムーラバンダ (根っこのロック)に慣れ親しんでいる人は、息を吸うときにムーラバンダをして、息を吐くときにこのバンダをリリースします。 |
ブラーマリー(蜂の呼吸法)
これは、不安や心配を落ち着かせる素晴らしいプラーナヤマです。ストレスや緊張を感じたら、いつでもこの呼吸法を行ってみてください。 方法: 静かな場所で背筋を伸ばして座ります。両手を横にして顔に当てます。人差し指は眉の少し上に、 中指と薬指は瞼の上に置き、指先で軽く鼻筋に触れます。小指はリラックスさせておいてください。親指を耳の穴に挿して、耳をふさぎます。 リラックスしてたっぷりと息を吸い、吐きながら、口を閉じたままでハミングの音(蜂の羽音のように「ん〜〜〜〜〜」)を立てます。意識はajna chakraアジュナ・チャクラ(サードアイ)に向けます。 最初は3回繰り返し、徐々に11回まで増やし、次に21回まで回数を増やします。 |
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